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今年の2024UAEツアーにおけるトーマス・デ・ヘント(Thomas De Gendt)の落車事故に端を発したフックレスリムホイールの安全性問題だが、先週はUCIが「緊急事項」としてその調査に乗り出すことを決定したのはブログで紹介したところ。
過去記事:フックレスリム禁止もある得るか?UCIが最近の事故を受けて調査へ
土曜日の2024ストラーデ・ビアンケでもロット・デスティニー(Lotto-Dstny)の選手において、タイヤがリムから外れている場面が撮影されている。次の画像がそれだ。
以前からフックレスリムに反対をしていたプロ選手組合CPAの会長アダム・ハンセンは、UCIによる今回の調査の決定を歓迎すると表明。
アダム・ハンセンといえば、枠にハマらない自分の工夫に満ちた極端なポジションや、様々なものを「自作」するエンジニアでもあった。シューズまで自作する始末だ。プロトン随一の技術者でもあった。そんな技術者としてのバックグラウンドを持つ彼は次のように述べる
“All the CPA wants is that the tire remains on the rim after an incident. We’ve seen too many situations where tires are coming off the rim.
訳「CPAが知りたいのはまさに、石かなにかにホイールが衝突した後でも、タイヤがリムにちゃんとハマり続けていたのかどうかだ。タイヤがリムから外れた事例があまりにもたくさんあるからね」
そして情報源記事の海外メディアVeloによると、プロトン内部でも多くの選手がフックレスリムについての不安・懸念をCPAに伝えているようだ。プロトンにとってもUCIの調査決定は歓迎されるだろう。