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ロードレースとロードバイク

完璧な勝利!2022ジロ第3ステージの感想・ハイライト動画と結果

完璧!2022ジロ・デ・イタリア第3ステージの感想と結果

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今日は200km超の長い平坦ステージ。ゴールの15kmほど手前に4級山岳があるが、スプリンターをふるい落とせるような登りではないため、集団ゴール前スプリントという展開になる可能性がとても高い。

第1ステージで落車したカレブ・ユアン(Caleb Ewan)の調子はどうなのか。

そしてマリア・ローザを着るマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)はスプリントに参加するのか、それともチームのスプリンター、ヤコブ・マレツコ(Jakub Mareczko)に任せるのか。

36歳のマーク・カヴェンディッシュは勝てるのか。

2022ジロ第3ステージのコース

ほぼ全体的にフラットな走行距離201kmのコースとなっている。まだまだ序盤戦ということでProTeamによる逃げをプロトンはすぐに容認し、そのまま長距離泳がせて残り15kmあたりで捕まえるという展開が予想される。

ただ集団もゴールが近づくにつれナーバスになり、落車の危険性も増えるので注意したいところ。

大落車などがなければ、無事にゴール前スプリントで終わるだろう。優勝候補はカレブ・ユアン(Caleb Ewan)と言いたいところだが、初日の落車の影響次第か。

ユアンが万全でなければ、マーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish)、マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)、ジャコモ・ニッツォーロ(Giacomo Nizzolo)、フェルナンド・ガビリア(Fernando Gaviria)らの争いとなるか。そしてビニアム・ギルマイ(Biniam Girmay Hail)のスプリントにも注目したい。

感想とハイライト

ヤン・トラトニクが第3ステージでジロを去る

ヤン・トラトニクは第1ステージの落車で右手首を痛めたにもかかわらず、昨日の第2ステージの個人TTに出走し完走。今日の第3ステージも走る意気込みだったようだが、やはりその手首の痛みと添え木?硬いテーピング?を巻いた状態ではハンドルを握り続けることができず、どうしようもないとして今日の第3ステージでリタイアとなった。

今日の観客たち

今日の逃げ

2022ジロ・デ・イタリア第3ステージ

予想通りProTeamの選手3人が逃げた。その3人はこの画像のとおり、Eolo-Kometaのサムエーレ・リーヴィ(Samuele Rivi)、そしてDrone Hopper-Androni Giocattoliのマッティア・バイス(Mattia Bais)とフィリッポ・タリアーニ(Filippo Tagliani)。

このDrone Hopperの2人は第1ステージも逃げたコンビだ。

関連過去記事:カレブ・ユアンまさかの結末!2022ジロ第1ステージの感想と結果

そしてやはり今日もかなりの長時間逃げ続けた。最後はDrone Hopperのタリアーニがいなくなったが、それでも残った2名は最後まで抵抗。

だがゴールまで残り28kmを切ったところでプロトンに吸収される。

残り13kmでユンボ・ヴィズマが欲張り作戦?

ゴールまで残り14kmあたりで登場したのが4級山岳のティホニー(Tihany)。

ここで山岳賞争いが勃発。

2022ジロ・デ・イタリア第3ステージ

山岳賞4位につけるユンボ・ヴィズマのパスカル・エーンコーン(Pascal Eenkhoorn)が、KOM目指してプロトンからアタック。すかさず現時点でマリア・アッズーラを着るイスラエル・プレミアテックのリック・ツァベルがそれを追走しチェック。

最後はエーンコーンが先着するが、エーンコーンは下りを利用してそのままプロトンから逃げ切ろうとして脚を止めず、独走スタート。

山岳賞だけでなくステージ優勝もあわよくば・・・というユンボ・ヴィズマの欲張り作戦か?

9年ぶり!

だがそんなエーンコーンの動きはやはり許されるわけもなく、しばらくしてプロトンに吸収。そしてここから総合チーム、スプリンターチームが入り乱れてのポジション争い。

そんな激しいプロトンで残り1kmで先頭を奪ったのはクイックステップ!カレブ・ユアンのロット・スーダルがいない!だがその他の有力スプリンターたちも揃ったまま。マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)もしっかりと残っている。

2013年以来9年ぶりのジロ出場となるマーク・カヴェンディッシュは絶好の位置につけたまま、誰よりも最初にスプリントスタート!

ここからフィニッシュは動画でどうぞ。

カヴェンディッシュキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!

一番最初にスプリントを開始したように見えたので、36歳だけに最後までもつのかと思ったがそのスピードは衰えず。全盛期に何度もみたような勝ち方でジロ・デ・イタリアで9年ぶりの勝利。これでプロ通算160勝目か?

ただ今日の勝利はやはりクイックステップのチーム力やトレインの練度の高さが光ったものだろう。最後の発射台のミケル・モルコフ(Michael Mørkøv)を含めて、ラスト2kmからのトレインの動きが完璧だったと思う。

結果

ステージトップ10

1マーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish)Quick-Step Alpha Vinyl Team
2アルノー・デマール(Arnaud Démare)Groupama – FDJ
3フェルナンド・ガビリア(Fernando Gaviria)UAE Team Emirates
4ビニアム・ギルマイ(Biniam Girmay Hail)Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
5ヤコブ・マレツコ(Jakub Mareczko)Alpecin-Fenix
6エドワード・トゥーンス(Edward Theuns)Trek – Segafredo
7シモーネ・コンソンニ(Simone Consonni)Cofidis
8カレブ・ユアン(Caleb Ewan)Lotto Soudal
9アルベルト・ダイネーゼ(Alberto Dainese)Team DSM
10フィル・バウハウス(Phil Bauhaus)Bahrain – Victorious

総合トップ10

順位選手名チーム名首位とのタイム差
1マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)Alpecin-Fenix
2サイモン・イエーツ(Simon Yates)Team BikeExchange – Jayco0:11
3トム・デュムラン(Tom Dumoulin)Jumbo-Visma0:16
4マッテオ・ソブレロ(Matteo Sobrero)Team BikeExchange – Jayco0:24
5ウィルコ・ケルデルマン(Wilco Kelderman)BORA – hansgrohe,,
6ベン・トゥレット(Ben Tulett)INEOS Grenadiers,,
7トビアス・フォス(Tobias  Foss)Jumbo-Visma0:28
8バウケ・モレマ(Bauke Mollema)Trek – Segafredo,,
9ぺリョ・ビルバオ(Pello Bilbao)Bahrain – Victorious0:29
10マウロ・シュミット(Mauro Schmid)Quick-Step Alpha Vinyl Team,,

各賞ジャージ

マリア・ローザ(総合)マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)
マリア・チクラミーノ(ポイント賞)マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)
マリア・アッズーラ(山岳賞)リック・ツァベル(Rick Zabel)
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞)マッテオ・ソブレロ(Matteo Sobrero)

ハイライト動画

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