レムコ「あんなミスはもうしない」。2024パリ~ニース第6ステージについて
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日曜日に閉幕した2024パリ~ニース。今年のツール・ド・フランスはその直後に開催されるパリ五輪のためにゴール地点が変更となり、それがニースとなるため例年よりは注目度が高いように思われた。
そのパリ~ニースで優勝候補筆頭だったレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)だが、残念ながら2位で終わった。優勝はチーム・ヴィズマ・リースアバイクのマッテオ・ヨルゲンソン(Matteo Jorgenson)。
両者の最終的なタイム差は30秒だったが、レムコはどこで大きくタイムを失ったのかといえば、先週金曜日の第6ステージだ。レムコはそこで、ヨルゲンソンから52秒のタイムを失い、ステージ4位で終わった。
そんなレムコだが「金曜日のようなミスはもうしない」と決意を述べる。
情報源:‘They’re mistakes that will not be made any more’ – Remco Evenepoel learns from Paris-Nice defeat
もともとパリ~ニースではステージ優勝を総合表彰台に登壇することを第1目標としていたようで、結果的に総合2位だったが、山岳賞もポイント賞も獲得して目標は達成できた。そのため、満足は一定程度ある。だがしかし、唯一悔やまれる点として次のように話す。
“The only regret is Friday’s stage of course. I lost my GC hopes there and the first place complete. They’re mistakes that will not be made any more.”
訳「唯一の後悔が金曜日のステージというのは言うまでもないわね。そこで総合優勝の望みもステージ優勝もなくなったしね。そんなミスはこれから二度としないわ」
今年ツール・ド・フランスデビューを果たす予定のレムコだが、ツールまでまだ4ヶ月ほどあるわけで、本人も「まだまだベスト・レムコではない」と言う。だが、トレーニングや仕上がり具合は順調なようで良い感触を得ているとも。
グランツール出場予定というわけで高地トレーニングが重要だが、今春はしばらく高地トレーニングはせずにツール・ド・フランス前に行う予定とのこと。春はこのままレースでの調整を続けて、それがどんな結果になるのかを見定める計画となっている。
なお次のレースはイツリア・バスクカントリーとなるもよう。その後はアルデンヌ・クラシックが目標だ。