ヤスペル・フィリプセン争奪戦は5チームが参戦か
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アルペシン・ドゥクーニンクの最強スプリンターのヤスペル・フィリプセンは今年の2024ミラノ~サンレモで優勝し、また今年限りでチームとの契約が切れる。つまり、フィリプセン争奪戦がスタートしている。
それを見越してかフィリプセンはロードレース界の有力代理人の一人で、ヴィンツェンツォ・ニバリの代理人でもあったアレックス・カレラ(Alex Carera:エージェンシーA&J All Sportsのトップ)と契約した。
アレックス・カレラが率いるA&J All Sportsは有力なエージェンシーの一つで、タデイ・ポガチャル、女子選手のエリザ・バルサモ、ジュリオ・チッコーネ、ぺリョ・ビルバオ、アンドレア・ヴェンドラーメ、キアン・アイデブルックスら有名選手の代理人を担っている。
そんな敏腕代理人と交渉しようとしているチームは現時点で5つあるらしい。アレックス・カレラがGCNにそのように答えたもよう。
GCNによると以下のチームのようだ。
- Alpecin-Deceuninck
- EF Education-EasyPost
- UAE-TeamEmirates
- Bora-hansgrohe
- Tudor
現時点でどのチームが先んじているのかは不明だが、一方で今のチームに残留する可能性が高いとも言えないような、まさにあらゆる選択肢が中立でクリアになっている状態のようだ。
🐷「ポガチャルとイチャイチャしたいからUAEかも」
とも思うが、その場合はおそらくツール・ド・フランスに出場できないかもしれない。やはりUAEはポガチャルのツール制覇のためのチーム。ピュアスプリンターのために戦力を割くとは思えない。
そうした観点ではおなじくBora-hansgroheもナシではないか。そもそもピーター・サガンと決別し、グランツール総合系チームへと方針を変更し成功しつつあるチームだ。たとえプリモシュ・ログリッチが引退してもその方針は変わらないだろう。よってBoraにいってもツールには出られない可能性は高い。
そこで残る3チーム。最も幸せなのはおそらくアルペシン・ドゥクーニンクに残留すること。アシストとしてのマチューの存在が大きすぎる。両者の棲み分けも上手くいっているわけで、チームを変わることのリスクを背負う必要はないだろう。
TudorとEF Education-EasyPostに移籍ならどちらもフィリプセンをグランツールエースとして扱ってくれるだろうが、ゴール前スプリントのアシストが少し弱いだろう。フィリプセンをチームに迎えるならばどちらも彼のためのアシストをしっかり補強する必要があるがそれには資金力が必要となるわけで、それを考えると獲得したいと思ってもなかなか頭が痛いのではないか。
あれ、ウルフパックは…?
ルフェーブル「そんな金は無い。」
フィリプセン残留なら、グローブスは移籍かな…?(フィリプセンとタイプが全く同じだけに、どうしても共存しづらいんですよねぇ)
ウルフパックはメルリールが2025年までだからかな。
仮にウルフパックにきてもレムコ中心体制だから、ツールにはフィリプセンは無理そう?