Enter your email address below and subscribe to our newsletter

ロードレース2024ジロ・デ・イタリア第1ステージとタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)

初日からポガチャルが激アツ!2024ジロ・デ・イタリア第1ステージのレビュー、結果、ハイライト動画

ポガチャル初日から攻撃!2024ジロ・デ・イタリア第1ステージのレビュー、結果、ハイライト動画

Share your love

ついに始まった2024ジロ・デ・イタリア。その第1ステージはYouTubeで無料配信があり、約1万人ほどが視聴していたようでコメント欄も大きな盛り上がりを見せた。

レースはグランツール初日でよくあるような逃げの形成、そして各種ポイント地点での争いなど、いつものグランツールらしい光景が見られる展開だった。

だが終盤にそんな雰囲気は一変した。そう、タデイ・ポガチャルがステージ優勝を狙いに動いたからだ。

第1ステージのコース

こちらの記事を見て欲しい。

感想・ハイライト

エリトリア vs フランス!

大会最初の逃げの主役は、リドル・トレックのエリトリア人アマヌエル・ゲブレイグザビエルと、アンテルマルシェ・ワンティのフランス人リリアン・カルメジャーヌだっただろう。

この二人が大会最初の山岳賞ジャージ着用を狙ってバトル。途中までアマヌエルが山岳ポイント1位だったが、最後の2級山岳でカルメジャーヌが逆転に成功。エリトリアvsフランスの争いはまずはフランスに軍配があがった。

だがビニアム・ギルマイとおなじエリトリア人の好走はエリトリア国民を熱狂させたのではないか。

またチューブレスタイヤがフックレスホイールから外れる

2級山岳でUAEが総攻撃!

今日のコースで最大の難所だったのがラスト30kmで登場する2級山岳。コースプロフィールの数字だけならばクライマーたちが苦労するような登りではなかったはず。

だがこの2級でUAEがメイン集団を鬼引き。スプリンターたちはもちろんはるか後方だが、名だたるクライマーや各チームの有力アシストもどんどん脱落してく始末。

初日からUAEがエースらのふるい落としをしかけてきた格好だ。昔はグランツールといえば初日はわりとみんなスロースタートだったが、最近は初日から総攻撃をかけて調子のあがらないライバルたちを落としていくのがトレンドになってしまった感がある。稼げるときに稼ぐだけ稼ぐみたいな。

もはや大会中に調子をあげていけばいいという考えは時代遅れだ。むしろ初日に照準をあわせて大会前にしっかり調整をしないと初日でレースが終わるような時代になってしまった。

もちろんそんな作戦を実行できるのは、化け物エースを擁し、かつ圧倒的な戦力があるチームだけだが。今日のジロ第1ステージはまさにそんな新しいグランツールの闘い方の象徴の1つとなった。

ちょっと通りますよ

ロードレース2024ジロ・デ・イタリア第1ステージ

🐷「大阪のおばちゃんかいな」

ポガチャル、今大会もフリーダム!

ポガチャルは2級山岳ではチームとしてハイペースで登り続けるだけで、彼自身の攻撃はなかった。また、ゴール前3kmには小さな登りがあるだけ。そのため「さすがにポガチャルは今日はこのまま集団でゴールか?」とも思えたが、その登りでいきなり強烈な加速!

先行していた選手をすべて捕まえると、さらに攻撃を連続して繰り出す!

このポガチャルについていけた唯一の選手は意外にもイネオスのジョナタン・ナルバエス!強い!ナルバエスもかなり辛そうだったが、ポガチャルの攻撃に必死に食い下がった。登りの距離がこの倍だったらおそらくポガチャルが独走を決めていただろう。

そして二人から少し遅れてBora-hansgroheのマキシミリアン・シャフマンが追いつくことに成功。3人でメイン集団から抜け出してゴール前へ。

3人の中だとスプリント力は明らかにナルバエスが一番。あとは次にポガチャル、最後にシャフマンだろうか?

やはりナルバエス!

これで第2ステージはイネオスがプロトンをコントロールする役割を担うことになり、UAEは明日の前半は少し気楽になる。ただし明日は大会2日目にしていきなり1級山岳の山頂ゴールが設定されているので、おそらく終盤はUAEが積極的に集団をコントロールするだろう。そして今日と同じく最後の1級山岳でUAEトレインがメイン集団を蹂躙するかもしれない。ポガチャルとしても第1ステージよりは第2ステージのほうが重要だろう。

この第1ステージのポガチャルの動きで、このジロでもポガチャルは動きたいときに動き、勝てそうなステージはすべて取るという、いつものポガチャルになるだろうとわかった。よって第2ステージも必ずポガチャルは動くはず。

そしてBora-hansgroheだが、今大会はダニマルことダニエル・マルティネスとシャフマンのダブルエースと言われていたが、今日の結果だけを見るとシャフマンがエースになりそう?ダニマルもいちおうシャフマンたちから10秒遅れにとどまったのでまだまだこれからという感じではあるが、どうだろう。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Jhonatan Narváez INEOS Grenadiers1位との差
2Maximilian Schachmann BORA – hansgrohe,,
3Tadej Pogačar UAE Team Emirates,,
4Alex Baudin Decathlon AG2R La Mondiale Team0:06
5Nicola Conci Alpecin – Deceuninck0:10
6Quinten Hermans Alpecin – Deceuninck,,
7Mauri Vansevenant Soudal Quick-Step,,
8Antonio Tiberi Bahrain – Victorious,,
9Attila Valter Team Visma | Lease a Bike,,
10Geraint Thomas INEOS Grenadiers,,

総合トップ10

1Jhonatan Narváez INEOS Grenadiers1位との差
2Maximilian Schachmann BORA – hansgrohe0:03
3Tadej Pogačar UAE Team Emirates0:06
4Alex Baudin Decathlon AG2R La Mondiale Team0:16
5Damiano Caruso Bahrain – Victorious0:17
6Nicola Conci Alpecin – Deceuninck0:18
7Quinten Hermans Alpecin – Deceuninck0:20
8Mauri Vansevenant Soudal Quick-Step,,
9Antonio Tiberi Bahrain – Victorious,,
10Attila Valter Team Visma | Lease a Bike,,

各賞1位

総合1位Jhonatan Narváez(INEOS Grenadiers)
ポイント賞1位Jhonatan Narváez(INEOS Grenadiers)
山岳賞1位Lilian Calmejane(Intermarché-Wanty)
新人賞1位Alex Baudin(Decathlon AG2R La Mondiale)
Share your love
piginwired
piginwired
Articles: 7032

4 Comments

  1. シャフマン好調ですね。この分ならどこかでステージ優勝も期待できるかもしれません。
    ダニエルマルティネスはきっちり優勝候補グループに残っているので、順当にいくと当初の予定通り総合エースはダニエルマルティネスのまま 、シャフマンがフリーハンドでステージ優勝を狙うのじゃないかと思っていますが、どうなりますかね。
    一方でマイカの引きに耐えられなかったのか、バルデとキンタナが早速遅れてしまっていますが、まだ調子が上がりきっていないのでしょうか。

    • バルデはもともと自分は総合優勝候補じゃないと、またキンタナはまだまだベストコンディションには遠いみたいなこと言ってたので、
      両者ともにその大会前の言葉どおりの現状という感じみたいブヒね。

  2. そうなると、バルデもキンタナも調子が出てきたらステージ優勝狙いということでしょうか。
    今回のジロはスタートリストを見ると、鬼の居ぬ間にといいますか鬼はポガチャルしかいないので、総合の表彰台争いが楽しみです。

    • バルデは少しずつ調子あげていきそうな感じ。そしてキンタナは第3週までアシストに徹して、最終週に狙ってくるかもしれないブヒね

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!