第15ステージで崖下25Mに転落したイエンセ・ビエルマンス
第15ステージで崖下25Mに転落したイエンセ・ビエルマンス
Share your love
厳しい山の凶悪なコースだった一昨日の2024ジロ・デ・イタリア第15ステージ。そこではTV映像では写っていなかった悲劇が発生していた。
その第15ステージのコースプロフィールは次のようなものだったが、悲劇は中盤の1級山岳Mortiroloの下りで発生した。
ビエルマンスはベルギー紙Sporzaに対して語ったところによると、Mortiroloの下りの途中で、Arkéa–B&B Hotelsのクラシックスペシャリストのイエンセ・ビエルマンスがコーナーを曲がりきれずに崖下へ転落したのだ。
彼は25~30メートルも転がり続けて落下したと話す。そしてそんな彼はある木によって受け止められてようやく止まったと言う。
そしてその転落途中で無線のデバイスもなくしてしまい、チームカーへ知らせることもできなくなった。
しかし幸運にも彼の転落にアルペシン・ドゥクーニンクやアンテルマルシェの人間が気づいた。もし彼らがいなければビルマンスの転落に誰も気づかないままで、しかも連絡手段も失くしてしまっていただけに彼がどこでどうなったのか誰もわからず、その捜索・救出に多大なる時間がかかったことだろう。
結局ビエルマンスは無事にレースへ復帰。最後はしっかりとゴールしてその日を完走。しかもタイムアウト失格にもならず、その日の完走者150名中130位でのゴールという記録だった。