ブエルタでヴィスマはキアン・アイデブルックスに自由に動くことを容認
今年のブエルタでのヴィスマの戦略と目標
Share your love
8月17日から始まる年間最後のグランツールであるブエルタ・ア・エスパーニャ。昨年は現チーム・ヴィスマ・リースアバイクが総合順位1~3位までを独占する完全制覇を成し遂げたわけだが、今年もヴィスマはセップ・クスをエースとして彼の連覇を狙う方針だ。
しかし一方で若手の準エース格であるキアン・アイデブルックスにも基本的には自由な走りを容認し、かつ彼にもトップ10入りを期待しているようだ。
ヴィスマは今年のブエルタにクス、アイデブルックス以外にもワウト・ファン・アールトをラインナップに加えている。ファン・アールトはブエルタ初出場となるがステージ優勝を狙わせる方針を明らかにしているが、同時に上述のようにキアン・アイデブルックスにもある程度の自由な走りを容認する方針。
チームとしてはセップ・クスの連覇、ファン・アールトのステージ優勝、そしてアイデブルックスの総合トップ10という3つを大きな目標とする。
アイデブルックスに自由を認めるといっても、セップ・クス連覇の妨げになるようなことは許されず、いざとなればクスのアシストをするよう命じる方針とのこと。
ただクスがもし総合争いから脱落するような事態になれば、アイデブルックスが単独エースとなるだろう。