なぜDstny社はLottoのスポンサーをやめたのか?Dstny社CEO「あんなエゴイストに出会ったのは人生で初」と批判
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ProTeamのLotto-Dstnyは昨年の途中でいきなりDstny社がスポンサーをやめることが決まった。そこからは過去記事「ロット・デスティニーの危機と財政難について」で紹介したように、チームは予算を節約するため、今年のブエルタ前のチームトレーニングキャンプも中止したり、スタッフにできるだけチーム予算ではなく個人の予算で活動するよう求めたり、いったんはスタッフや選手個人のクレジットカードで支払いをするように求めたりもした。
そのDstny社のCEOが今回、ベルギーメディアHet Laatste Nieuwsの取材に対してチームCEOだったJannie Haeckについて「あんなエゴイストは初めて見た」とまで批判している。
Dstny社は、パトリック・ルフェーブルの後継者にチームを任せようとしていた
先日SoudalーQuickStepのGMだったパトリック・ルフェーブルがついに代表の座から降りて後継者にその座を譲ることを正式に発表した。その後継者はユルゲン・フォレ。
そして実はDstny社のCEOのDaan De Weverは今回の取材で、そのユルゲン・フォレをLotto-Dstnyの新CEO?にしようと考えていたと明らかにした。実際にフォレはLotto-Dstnyの今後についてプランを提示していたらしい。
ただそれに反対したのがLotto-DstnyのCEOだったJannie Haeckのようで、そのHaeckによるチーム内部の権力争い(パワーゲーム)が原因でDstny社との関係が悪化。そしてDstnyのスポンサー離脱という結果につながったようだ。
そんなJannie Haeckについて、Dstny社CEOは「あんなエゴに出くわしたのは初めて」とまで述べる。
Alpecin-Dstnyとなった可能性も
このような結末となったことについて、Dstny社CEOはそもそもLotto-Dstnyのスポンサーになったこと自体を後悔していると話す。
そして、「もしAlpecin-DeceuninckのCEOであるPhilip Roodhooftと出会っていれば、Alpecin-Dstnyになっていたかもしれないし、そうだったならば今もスポンサーをしていただろう」と語る。