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2025ツール・ド・フランス第15ステージ

前半がクレイジーすぎ!2025ツール・ド・フランス第15ステージはポガチャルのチームメイトのティム・ウェレンスが42kmの独走勝利

2025ツール・ド・フランス第15ステージはベルギーチャンピオンのティム・ウェレンスが42kmの独走でステージ優勝。

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2025ツール・ド・フランス第15ステージは丘陵ステージという設定だが、前半がクレイジーにカオスだった。なぜなら大落車から横風分断という追いかける側にとっては地獄だったからだ。そんな第15ステージを制したのはベルギーチャンピオンだった。

第15ステージのコース

2025ツール・ド・フランス第15ステージのコースプロフィール

レース展開ハイライトとレビュー

スタートしてすぐ大落車。ヴィンゲゴー、ログリッチ、リポヴィッツ、ヴォークラン、アラフィリップなどが巻き込まれる

この日の走行距離は169.3kmだが残り152kmで、つまりスタートしてすぐ大きな落車が発生する。原因は何か不明だが、上画像のようにかなり多くの選手が巻き込まれて一時停止を余儀なくされた。

これに巻き込まれたのが、ヨナス・ヴィンゲゴー、フロリアン・リポヴィッツ、プリモシュ・ログリッチ、ケヴィン・ヴォークランなど数多くの総合勢たち。ただこれらの選手は立ち止まらされたり、ちょっとコケた程度?ばかりのようで大きな怪我をしたとの映像はなかった。

一方で最も心配だったのがジュリアン・アラフィリップだ。

このように一人で起き上がれず、また片方の腕を押さえているシーンが流れた。この時点で思ったのが、骨折の可能性だ。

ただこのあとジュリアン・アラフィリップはレースに復帰。何もなかったのように元気に走り、その後プロトンから先行し逃げを追う集団に入っていたのでおそらく無事だったのだろう。

対照的にこの落車に巻き込まれなかったのがタデイ・ポガチャルたち。

ポガチャルは集団をおちつかせようとしたような感じもあった?が、まだレースが始まったばかりで残り距離が多いからか他の選手は逃げを決めようと動きが活発なままで収まらず。

ポガチャルと同じく落車を回避できたマチュー・ファン・デル・プールたちが、逃げを打とうと積極的に仕掛ける。こうした加速が何度か続いて先頭集団はなかなか落ち着かない。

ヴィンゲゴー、ログリッチ、リポヴィッツなども固まって先頭の集団を追いかける。まだまだレースは長く、この追走集団も人数が揃っていて、タイム差も1分程度だったのでそのうちポガチャルたちに追いつくのは確実なので心配はしなかった。

アラフィリップもしっかりとプロトン復帰を目指す。

ただ今日の前半のカオスはこの大落車だけで終わらなかった。

続いて横風分断

早めにポガチャルたちのグループに追いつこうとしていた後続だが、なんと追走の途中で風が強い区間がり、そこで横風分断が発生し、いくつかのグループに分かれる。ケヴィン・ヴォークラン擁するArkéa–B&B Hotelsも上画像のように懸命に追走。

落車で遅れた集団にとっては力のかぎり追走してるときに横風邪分断とか地獄以外の何ものでもないだろう。

この横風区間の分断も致命傷にはならずレースが進むわけだが、後続集団の中ではジョナタン・ミランが遅れるシーンが映る。やはり今日は丘陵ステージなのでダメかも?

上述の地獄の時間帯もあったものの、ポガチャルのグループがペースダウンしていたこともあり後続集団はポガチャルたちの集団と合流することに成功する。しかし、その時点でほぼ今日は逃げ切り容認、プロトンはサイクリングという空気感になっていた。

その理由として1つには、UAEからはティム・ウェレンス、Vismaからはヴィクトール・カンペナールツやワウト・ファン・アールトが逃げ集団に入っているためそれらのチームは追いかける動機がないというのもあった。

ティム・ウェレンスが独走へ

今日は逃げ集団の中での争いになることが確定したわけだが、残り43kmでポガチャルのチームメイトでベルギーチャンピオンのティム・ウェレンスがアタック。

このアタックがかなり強烈だった。後からはワレン・バルギルとクイン・シモンズが入れ替わりでペダルを踏みしめ追いかけるものの、ウェレンスが長い時間高強度で走り続けるため、微妙にその差が埋まらない。誰もウェレンス以上のパワーを出せない状態だった。

結局ウェレンスがこのまま独走。追走集団はやはり牽制が少し入るためかウェレンスとの差が少しずつ広がっていってしまった。

ウェレンスは観客をタッチを交わしながらゴール。ベルギーチャンピオンジャージという特別なジャージを着てツール・ド・フランスで勝利という特別な嬉しさを味わうことになった。

2位には途中で追走集団から抜け出したヴィクトール・カンペナールツ。だがびっくりしたのは3位争い。

なんと落車して痛そうに起き上がれなかったジュリアン・アラフィリップが、プロトンにおいつき、追い越し、追走集団に入り、3位争いの集団にまで侵攻していた。

そしてワウト・ファン・アールトを交わして見事に3位。今日これが一番驚いたかも

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Tim Wellens UAE Team Emirates – XRG1位との差
2Victor Campenaerts Team Visma | Lease a Bike1:28
3Julian Alaphilippe Tudor Pro Cycling Team1:36
4Wout van Aert Team Visma | Lease a Bike,,
5Axel LauranceINEOS Grenadiers,,
6Aleksandr Vlasov Red Bull – BORA – hansgrohe,,
7Jasper Stuyven Lidl – Trek,,
8Jordan JegatTeam TotalEnergies,,
9Michael Valgren  EF Education – EasyPost,,
10Valentin Madouas  Groupama – FDJ,,

総合トップ10

1Tadej Pogačar UAE Team Emirates – XRG1位との差
2Jonas Vingegaard Team Visma | Lease a Bike4:13
3Florian Lipowitz Red Bull – BORA – hansgrohe7:53
4Oscar Onley Team Picnic PostNL9:18
5Kévin Vauquelin Arkéa – B&B Hotels10:21
6Primož Roglič Red Bull – BORA – hansgrohe10:34
7Felix Gall Decathlon AG2R La Mondiale Team12:00
8Tobias Halland Johannessen Uno-X Mobility12:33
9Carlos Rodríguez INEOS Grenadiers18:26
10Ben Healy EF Education – EasyPost18:41

各賞1位

総合1位Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG)
ポイント賞1位Jonathan Milan(Lidl-Trek)
山岳賞1位Lenny Martinez(Bahrain – Victorious)
新人賞1位Florian Lipowitz(Red Bull – BORA – hansgrohe)


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