ロードレースのジロ・デ・イタリア2021

コンタドールが絶叫!2021ジロ第14ステージ結果

今日のコース

本日の第14ステージのコースプロフィールはこうなっていた。そう、最後にジロ名物のゾンコラン(Monte Zoncolan)だ。

今大会のゾンコランのデータとしては、登坂距離14.1㎞、登る高さは1199m、そして平均斜度は8.5%。最大斜度はゴール直前の区間で登場する27%!

ただステージ全体の難易度的にはまだ1級山岳が複数登場しているレベルではないので、ガチのガチの最難関山岳ステージとまでは言えない。

むしろ今大会でおそらく最も重要かつ最も破壊力のあるステージは明後日の第16ステージである。なにせ1級山岳が3つに、今大会の最高到達地点(チーマコッピ)が登場する。

とはいえ、やはり今日もゾンコランがあるがゆえに総合順位に大きなインパクトがありそうな予感。さてどうなったか。

ゾンコラン!沈黙していた男がついに動く!

ロードレースのジロ・デ・イタリア

ゾンコランでは、総合勢が集まるメイン集団でイネオストレイン炸裂!

一方で、逃げていた先頭集団にはジョージ・ベネットやバウク・モレマなどの7名がいたが、そこからバーレーン・ヴィクトリアスのヤン・トラトニクが独走開始。

しばらくは誰も追いかけなかったが、しびれをきらしたのかEolo-Kometaのロレンツォ・フォルトゥナート(Lorenzo Fortunato)が追走開始。少しして二人は合流する。人数的には追走するほうが多いのだが、全くその二人に追いつけず。

そんな中、残り2.3㎞でフォルトゥナートが強さを見せ、トラトニクを突き放す。

そんな二人の優勝争いはこうなった。ゴールシーンをどうぞ。

フォトゥナートつえええええええええ。年齢は25歳。もちろんグランツールは初めてだ。それなのにこの強さ。しかもここゾンコランやで!アルベルト・コンタドールの指導の賜物!?

一方その後方では、総合勢らのメイン集団からこれまでずっと忍者のように静かに走っていたあの男が、ついに動いた!そう、サイモン・イエーツである。

このサイモンの動きに反応できたのはマリアローザのベルナルだけ!

サイモンが前のままで、二人でいっしょにゴールかと思っていたら・・・

最後にベルナルが加速!サイモンからもタイム差を拡大すべく、怒涛のスプリント!恐ろしい男だ。これもう完全に全盛期のベルナルが戻ってきたやろ!

ラスト1㎞からのコンタドール

さて、それではEolo-Kometaを作った元王者、アルベルト・コンタドールのゴールシーンをご覧下さい。

2018年のゾンコランのギア比

2018年のジロでも登場したゾンコランだが、その当時は誰がどんなギア比で登っていたのかというと、

  • サイモン・イエーツ、34×30
  • トム・デュムラン、34×30
  • クリス・フルーム、38 (RotorのO.symetric)x32
  • アダム・ハンセン、39×32
  • プロトンの多くが、36×32
  • シマノのニュートラルバイクは、36×30

だったようだ。

ただし、2018年のゾンコランは西側ルートからの登り、2021年の今回は東側ルートからの登りなので単純な比較はできないが。

総合順位トップ30と各賞ジャージ

順位選手名チームタイム
1 Egan Arley BERNAL GOMEZ INEOS GRENADIERS 58:30:47 00:00
2 Simon Philip YATES TEAM BIKEEXCHANGE 58:32:20 01:33
3 Damiano CARUSO BAHRAIN VICTORIOUS 58:32:38 01:51
4 Aleksandr VLASOV ASTANA – PREMIER TECH 58:32:44 01:57
5 Hugh John CARTHY EF EDUCATION – NIPPO 58:32:58 02:11
6 Emanuel BUCHMANN BORA – HANSGROHE 58:33:23 02:36
7 Giulio CICCONE TREK – SEGAFREDO 58:33:50 03:03
8 Remco EVENEPOEL DECEUNINCK – QUICK-STEP 58:34:39 03:52
9 Daniel Felipe MARTINEZ POVEDA INEOS GRENADIERS 58:34:41 03:54
10 Romain BARDET TEAM DSM 58:35:18 04:31
11 Tobias S. FOSS JUMBO-VISMA 58:36:24 05:37
12 Attila VALTER GROUPAMA – FDJ 58:38:36 07:49
13 Daniel MARTIN ISRAEL START-UP NATION 58:38:37 07:50
14 João ALMEIDA DECEUNINCK – QUICK-STEP 58:39:19 08:32
15 Ruben GUERREIRO EF EDUCATION – NIPPO 58:40:06 09:19
16 Davide FORMOLO UAE TEAM EMIRATES 58:40:39 09:52
17 Nicholas SCHULTZ TEAM BIKEEXCHANGE 58:41:02 10:15
18 George BENNETT JUMBO-VISMA 58:42:35 11:48
19 Vincenzo NIBALI TREK – SEGAFREDO 58:45:12 14:25
20 Rein TAARAMÄE INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX 58:46:51 16:04
21 Koen BOUWMAN JUMBO-VISMA 58:46:54 16:07
22 Pello BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA BAHRAIN VICTORIOUS 58:47:30 16:43
23 Tanel KANGERT TEAM BIKEEXCHANGE 58:49:40 18:53
24 Gianni MOSCON INEOS GRENADIERS 58:50:32 19:45
25 Louis VERVAEKE ALPECIN-FENIX 58:55:36 24:49
26 Lorenzo FORTUNATO EOLO-KOMETA CYCLING TEAM 58:59:20 28:33
27 Nelson OLIVEIRA MOVISTAR TEAM 58:59:39 28:52
28 Mikel NIEVE ITURRALDE TEAM BIKEEXCHANGE 59:04:03 33:16
29 Antonio PEDRERO MOVISTAR TEAM 59:05:50 35:03
30 Gorka IZAGIRRE INSAUSTI ASTANA – PREMIER TECH 59:10:33 39:46
マリア・ローザ(総合首位)Egan Bernal
マリア・チクラミーノ(ポイント賞)Peter Sagan
マリア・アッズーラ(山岳賞)Geffrey Bouchard
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞)Egan Bernal

明日の第15ステージ

ロードレースのジロ・デ・イタリア

明日の第15ステージは、少し距離が短めで147㎞。最後の4級山岳でピーター・サガン擁するBora-hansgroheがどう動くか。ここでポイント賞のライバルたちを振るい落とそうとするのかが見どころ?

何かトラブルがなければ総合争いにどうこうはないだろうが、逃げ集団とBora-hansgroheとがどういう関係になって、ゴールに向かうのかがポイントになるのではないだろうか。

2 thoughts on “コンタドールが絶叫!2021ジロ第14ステージ結果

  1. 見応えのあるステージが続いているジロですが、このゾンコランも面白かったですねぇ。
    まぁフォルトゥナートが優勝するとは誰も予測できなかったでしょうが、もうゴールまでの激坂を喘ぎながらも踏ん張って登る姿に応援しっぱなしでした。トラトニックも頑張ったんだけど、終盤は体重差が不利に働いたような気がします。

    1. ほんとまさかの非ワールドツアーチームの勝利だったブヒね。しかもできたばかりのチームで、グランツール初参戦&初勝利というはじめてづくし。
      コンタドールやバッソはフォルトゥナートの才能を見抜いていたのか?もしそうなら、若い才能を見抜く力も超一流ということか・・

      この勝利でスポンサーが増えたりすると、ワールドツアー昇格も見えてきて、イタリア国籍のワールドツアーが復活という可能性も?

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