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来年Israel-PremierTechはどうなる?突然PremierTech社がメインスポンサーをやめることを発表
先月の記事「UCIが2026-2028プロチームライセンス申請状況を発表。ピナレロとQ36.5の契約確定」において、2026年シーズンに向けて現在のProTeamのIsrael-PremierTechは「CYCLING ACADEMY」という名称で申請していたことが明らかとなった。
今年はイスラエルによるガザでの戦闘行為に国際的非難が高まり、それをうけて今年のブエルタ・ア・エスパーニャで大規模な対イスラエルのデモが行われ、いくつかのステージではレースの中止・コース変更が余儀なくされた。
スポーツと政治という観点からロードレース界もそのように難しい状況になったわけで、Israel-PremierTechのスポンサーもイスラエル色が出ることに難色を示した。そうした厳しい世間の考え方をうけて来年からは「Israel」がチームから外れることとなった。
だがもう1つのメインスポンサーであるPremierTech社については来年どうなるのかは不明だった。しかし、今回同社が正式にメインスポンサーをやめるとの声明を発表した。そのプレスリリースが下のものだ。
PremierTech公式サイト:Premier Tech steps down as co-title sponsor of Israel – Premier Tech cycling team
ここでは次のように記載されている。
After multiple discussions with the team and careful assessment of all relevant circumstances, Premier Tech has decided to step down as co-title sponsor of the team taking effect immediately.
訳「何度か議論をチーム側と行い、注意深く取り巻くすべての状況を評価した結果、PremierTech社の決定としてチームの共同タイトルスポンサーをやめることとなり、それもいますぐにやめることとなった」
このように述べながらも同時に、同社は選手やチームのスタッフたちに感謝を示す。そして同社として自転車業界へのサポートをやめるわけではなく、これからも自転車界に関わり続けることを明確にしている。
上述のように来年に向けて新チーム名CYCLING ACADEMYとなり、そして基本的に財政面で問題がなければワールドチームへと復帰することになる予定だが、今回のPremierTech社の離脱はそうしたチームの未来に大きな影響を及ぼすことなるのではないか?
あるいは先月のUCIへの申請時にはチーム側も実はすでに新しいメインスポンサーを見つけていて、すでにPremierTech社がいなくなることを前提として書類などを準備していたのだろうか?
2026年を前にして突然のチーム消滅という最悪の事態にはならないとは思うが果たして・・・