レビュー
Rapha




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ポール・セクサスの2026前半のレース予定が明らかに。
フランス期待の超新星、ポール・セクサス(Paul Seixas)。今年プロデビューしたばかりの19歳だ。
そんなプロ一年目の今年はなんといってもクリテリウム・デュ・ドーフィネでの好走、ヨーロッパ選手権ロードレース3位、イル・ロンバルディア7位、ツール・ド・ラヴニール総合優勝など世界に対してフランスの新しいスター選手誕生との印象を強く抱かせるに十分なものだった。
そんな彼が来年度の前半についてレーススケジュールをある程度明らかにしている。
情報源:Paul Seixas explains 2026 race calendar and Tour de France dilemma
2026シーズン前半については、その初戦は2/18からのヴォルタ・アン・アルガルヴェ(Volta ao Algarve)となるようだ。その直前まで高地トレーニングを行い、そこから連続的につなげてシーズインとなるもよう。
続いて2戦目はフランスのワンデイレースで2/28のフォーン=アルデシュ・クラシック(Faun-Ardèche Classic)へ。
3戦目は3/7のストラーデ・ビアンケ(Strade Bianche)へ。ストラーデ・ビアンケといえばワールドツアーでも最高レベルの美しさを誇るレースであるが、シクロクロスやグラベルレースへの適性も求められるような落車の危険性の高いレースでもある。
今年はストラーデ・ビアンケを走らなかったセクサスだが、ジュニア版の大会は走った経験があり、またセクサス自身もシクロクロスをやってきた経験があるため、「自分に合っていて、本当に好きなレース」と話す。
4戦目は4/6からのイツリア・バスクカントリー(Itzulia Basque Country)。
そしてそれが終わるとアルデンヌ・クラシック戦線へ。
まず4/22のフレッシュ・ワロンヌ(Flèche Wallonne)、そして今年のイル・ロンバルディアに続いて彼のキャリアで2つめのモニュメント出場となる4/26のリエージュ~バストーニュ~リエージュ(Liège-Bastogne-Liège)だ。
このようにワンデイレースとステージレースを組み合わせたものとなっている。これは本人の希望がそうだからだ。
一方でシーズン後半のレース予定についてはあえてまだ未定のままにしているようだ。特に気になるのは母国で開催される世界最大級のスポーツイベントであるツール・ド・フランスにデビューするのかどうかだ。
しかしこのツールデビューという点についてはポール・セクサスは、
because I do not really pay that much attention to it to be honest,”
訳「自分としてはツールデビューにあまり強い関心を持っていないよ、マジで」
このように語り、彼自身もあえて急いでツール・ド・フランスデビューを飾る気持ちはないようだ。
もちろんフランス人であるから彼にかかる期待は理解しているものの、それでも今自分の成長にとって何が役に立つのか、何が大事なのかを冷静に見極め、そのために必要なトレーニングやレースを最優先にしたいというのが彼の考えだ。短期的な栄光を求めるのではなく、長期的に自分自身のキャリアを考えているということだろう。
🐷「え、賢すぎない?」