レビュー
Rapha






Enter your email address below and subscribe to our newsletter

Arc’teryx(アークテリクス)から自転車用ウェア界に参入。MTBウェアのRhoam Collectionを発表。
オシャレな高級アウトドアウェアブランドとして絶大な人気を誇るArc’teryx(アークテリクス)が、ついに自転車用ウェアを発表し、自転車ウェア業界に参入を果たした。
今回発表されたのはMTB用ウェアのRhoam(ローム)Collectionだ。
情報源:Arc’teryx Enters the MTB World With the Rhoam Collection
Rhoamコレクションは既存の同社製品の単なる流用ではなく完全なMTB専用設計が特徴で、以下のような特徴を持つ。
海外公式サイトではそして製品展開と価格帯は現時点では次のようになっている。

たとえばコレクションの中核となるジャケットを見ると、脇下など発熱しやすい部分にストレッチ素材を配置し、それ以外の部分には防水性の高いGORE-TEXを採用するなどMTB用の専用デザインが採用されている。
加えてそのジャケットは以下のような性能をも備えている。
特に「ハイブリッドマッピング」と呼ばれる設計思想により、運動時の熱を逃す機能と外部環境への耐性を同時に最適化している点が注目ポイントだろう。
情報源メディアなどでは、Arc’teryxの今回のこの動きは単なる気まぐれや偶然ではなく、ある種の必然性があるものだと考えているようだ。
なぜなら、近年のサイクルアパレル市場では、アウトドアブランドの“自転車領域への横展開、グラベル・MTB人気の上昇、高価格帯・高機能ウェア需要の増加などが発生しているからだ。
Arc’teryxはこれらのトレンドを背景に、既存の技術資産(防水素材・立体裁断)をMTBウェアへ活用することで、そうした新市場を狙ったと考えられる。
市場規模的には大きな市場とは考えにくいため、逆に小規模から始める実験として適しているという見方もできるだろう。失敗しても傷は浅いし、そして本業(?)のほうがしっかりとしているからだ。
現時点ではRhoamはMTBだけの展開だが、その実験が成功すれば、より市場規模の大きなロードバイクウェアにも参入する可能性はないとは言えないだろう。
Arc’teryxファンのデザイン的な好み、収入、思考・好みなどがロードバイクファンとも共通する点が多いならば、その世界中に轟く圧倒的な知名度を利用してロードバイクウェアに参入することも考えられる。
特にArc’teryxのブランド特性(高価格・高品質)は、ロードバイクのハイエンドユーザー層と親和性が高そうに思われる。
ラインナップの拡大の場合も、いきなり本格的なロードバイクウェアではなく、MTBラインから接続しやすいグラベルバイクウェアや、通勤・通学用などの都市型ウェアとして洗練された自転車用ウェアを次に出す展開のほうが可能性が高いかもしれない。
そして上でみたように、現時点では長袖シャツや半袖シャツの展開が欠けているが、その他のアイテムについてはしっかりと揃えてきた。これは今回のArc’teryxの本気度が表現されているのではないか?本気で市場を奪いにきたか?
特にArc’teryxを好む層は「ファッション×機能」の融合を好むという点でRaphaやMAAPを好む層と重なることが多そうなので、Arc’teryxが本格的に自転車ウェアに参入するとなればRaphaやMAAPなど高価格帯ブランドとの競争の激化しそうだ。
またArc’teryxが成功すればさらなるアウトドアブランドによる自転車ウェア参入もあり得るだろう。
今回の参入はMTB領域に限定されるものの、ロードバイク業界にも波及する可能性がある。奇しくも石油高騰のご時世だ。
そうしたアウトドアファッションと自転車ウェアとの融合が世界的に拡大すれば、ファッションアイテムやおしゃれアイテムとして自転車人気が高まるという効果もあるかもしれない。