Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter

【チーム内対立か】レムコ・エヴェネプールがリポヴィッツを批判「リードアウトを頼んだが、してもらえなかった」
情報源:Red Bull row: Evenepoel criticizes Lipowitz after a grueling day in the Pyrenees
2026年ツール・ド・フランス第6ステージで、レッドブル(Red Bull-BORA-hansgrohe)のダブルエースであるレムコ・エヴェネプールとフロリアン・リポヴィッツの間に不協和音が生じたようだ。
伝統のトゥールマレー峠をメイン舞台とした過酷な昨夜の第6ステージを終えた直後、エヴェネプールはフィニッシュ前でリポヴィッツにリードアウトを求めたものの、協力を得られなかったと公然と不満を表明した。
ツール開幕前には、2人そろって総合表彰台を目指す共同リーダー体制を強調していた。しかし、開幕からわずか1週間で、その協力関係に最初の亀裂が見え始めているのか。
エヴェネプールとリポヴィッツは、ポガチャルから2分57秒遅れのグループでゴール。エヴェネプールはイサーク・デル・トロに最後にかわされながらもステージ4位、リポヴィッツも同じ集団でフィニッシュすることに成功していた。
問題となったのは、ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーを追うその3位争いのグループ内でのことだった。
エヴェネプールはゴール後、リポヴィッツに対してフィニッシュ前のリードアウトを依頼していたことを明かした。
しかし、実際にはリポヴィッツが前方に出てペースを上げることはなく、エヴェネプールはデル・トロとのスプリントに敗れてステージ4位となった。
エヴェネプールは、「今年のボルタ・ア・カタルーニャでは自分がリポヴィッツのために約30kmにわたって集団の先頭でアシストしたのに、今回俺はリポヴィッツに最後の約1kmを引いてくれ頼んだだけ。それでもリポヴィッツはそれに応じなかった」と不満を語る。
エヴェネプールは、自身が腹を立てたのは当然だという認識を示し、この問題についてステージ終了後のチームミーティングで十分に話し合う必要があると語った。
今大会におけるレッドブルのチームとしての目標は少なくとも1人をパリの総合表彰台に送り込むことだった。そのため、レース序盤では2人の可能性を同時に残し、状況に応じて柔軟に戦う方針が採用されていた。
→過去記事:レッドブルがツール出場選手を発表。レムコ・エヴェネプールとフロリアン・リポヴィッツのダブルエース体制とした理由とは?
しかし、第6ステージで起きた出来事は、その共同リーダー体制の難しさを浮き彫りにしたと言える。
総合順位を争う2人が同じグループに残っている場合、一方がもう一方のために風を受ければ、自分自身の体力を消耗する。リポヴィッツにも総合成績やステージ順位を守りたい事情があった可能性は否定できない。
一方、エヴェネプール側から見れば、チームメートの協力によってステージ3位とタイムボーナスを獲得できる可能性があった。共同エースであっても、局面によって役割を分担すべきだという考えだったとみられる。
その日ポガチャルの後方の総合勢の中では総合3位をめぐる争いも重要性を増している。
エヴェネプールとリポヴィッツは、ともにグランツールの総合表彰台を狙える実力を持つ。その一方で、両者が独立して走り続ければ、重要な局面でチームの戦力が分散する危険性もある。
UAE Team Emirates – XRGがタデイ・ポガチャルを中心として完璧なまとまりとチーム力をもって総合優勝を目指すしているのに対して、その挑戦者たるレッドブルはチーム内の対立を抱えて自壊しつつあるのではないか。
今後も、補給やペースメイク、ライバルのアタックへの対応など、チームメートの支援が結果を大きく左右する。それにもかかわらず今回のようなフィニッシュ前の短いリードアウトでさえ意見が一致しないのであれば、今後さらに重要な局面で判断が分かれる可能性がある。
今回の一件が、過酷なステージ直後の一時的な感情にすぎないのか。それとも、チーム内の序列をめぐる本格的な対立へ発展するのかは、現時点では明らかではない。
Movistar「複数エースの運用法を教えたろか?」