リポヴィッツはASOとUCIの犠牲者。問われる主催者側の防護マットの適切な運用法と安全管理意識

UCIとASOの怠慢が、フロリアン・リポヴィッツの鎖骨骨折につながったのではないか。2026ツール・ド・フランス第16ステージのフロリアン・リポヴィッツの落車と鎖骨骨折について。

Share your love

昨日の2026ツール・ド・フランス第16ステージは個人TTだったが、そこでは個人TTの現世界王者レムコ・エヴェネプールがその力を見せつけ貫禄のステージ優勝

しかし、レムコのチームメイトで山岳での最終アシストとも考えられていたフロリアン・リポヴィッツが落車して鎖骨を骨折し、大会リタイアとなってしまった。

リポヴィッツの鎖骨骨折はASOとUCIの怠慢が原因ではないのか?

そのときのリポヴィッツの落車シーンがこちらの動画。

この落車シーンを見ていたとき、「この防護マットの置き方はアカンやろ」と思った。それについては昨夜Xで同趣旨のツイートもした

そしてタデイ・ポガチャルもこの同じコーナーで一瞬バランスを崩している。次のポガチャルの動画がわかりやすい。

その場所は危険な魔のカーブだったわけだが、そこには主催者によって防護マットが設置されていた。

しかし、特にポガチャルの動画がわかりやすいと思うが、そのコーナーでは道路と歩道との間に段差があるのように見える。

そして肝心の防護マットは歩道の上に設置されている。

これではリポヴィッツのような道路を滑って歩道に打ち上げらるというタイプの落車をした場合、歩道との段差に衝突してからようやく防護マットに触れることになり、防護マットの機能があまり発揮されないように思われる。

きちんと道路と歩道との段差を埋めるような、そういう設置の仕方をすべきではなかったのか。

たしかにそのように設置すると選手は道路幅いっぱいを使ったギリギリのコーナーリングをしにくくなるかもしれないが、そもそも落車しやすい危険なコーナーに防護マットが置かれるわけで、それならばそうした危険なカーブでは選手の走行の自由度よりも安全を優先した設計も許されるはずである。

今回のカーブではもし防護マットは上述ように段差の手前に置かれていれば、リポヴィッツは鎖骨骨折にならなかった可能性もある。

こういった構造の道は日本でも多いが、日本のレースだとそのへんはどのように防護マットが置かれているのだろう。

UCIは近年レースの安全性を重視する方針を打ち出し様々な施策を実施しているが、こうした防護マットのより適切な運用というのはきちんと指導・監視しているのだろうか。

同時にツール・ド・フランス主催者ASOも「防護マットをとりあえず置いておく」というだけではなく、世界最大規模の大会なのだし、これまでのノウハウもあるわけなのだから、もっと防護マットを適切に運用するべく大会を管理すべきだったのではないか。

今回のリポヴィッツの落車は、落車それ自体は選手の責任が大ではある。しかし、落車後の鎖骨骨折という負傷という点では厳しくいえばUCIとASOの上のような怠慢が招いたと言えるのではないか。

愛を分かち合いましょう

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!