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ポガチャルがブエルタのルールに不満。「残り15kmで水を頼んだが無視された」
2026ブエルタ・ア・エスパーニャも今年のツール・ド・フランスに続いて猛暑の中のレースとなっている。
そんなブエルタの昨日の第6ステージでタデイ・ポガチャルが、レース終盤にボトルの水を受け取れなかったことへの不満を明かした。
ポガチャルはフィニッシュまで残り約15kmの地点で給水を求めたが、審判団や大会運営車両から反応はなく、ボトルなしのまま最終局面を走ることになったと話す。
情報源:’A big pain in the ass’ – Pogacar’s appeal for water falls on deaf ears in Vuelta finale
ポガチャルは、カテゴリー1級山岳プエルト・デ・バルトロの下部に設けられた最後の給水区間でボトルを受け取った。

ただし、その水は身体を冷やすために頭からかけてすぐになくなり、フィニッシュへ向かう時点ではボトルを持っていなかったようだ。
そこで残り約15kmになった際、コミセールと大会運営車両に水を求めたものの無視された。
ポガチャルはレース後、厳しい暑さのなかで最後の15~20分間を水なしで走るのは「かなり厄介だった」と説明。給水を認めてもらえなかったことに失望を示した。
ではなぜ大会側はポガチャルの要求を無視したのか?
大会審判団は第6ステージ前日の水曜日夜に、フィニッシュまで残り20kmを切ってからの給水を禁止すると通知していた。公式に設定された補給地点と給水地点についても、同じ文書で明示されていた。
ポガチャルが水を求めた残り15km地点は、すでに給水が認められない区間に入っていたことになる。このため大会コミッセールは事前に通知したとおりのルールをそのまま適用したのだろう。
今回の出来事は、選手の安全のための暑熱対策と、公平な競技運営のためのルールとをどのように両立させるかという問題を改めて浮き彫りにしたと言える。
第6ステージでは、マスに追いつかれたことや危険な下りでコースアウトしたことなど、ポガチャルの珍しい弱点・ミスも見えた。それでも最終的にはステージ優勝を果たし、総合争いでもライバルとの差を広げている。
一方、猛暑のレース終盤で水を求めたにもかかわらず、規則によって給水を受けられなかった問題は残った。
ルールと公平性という点では大会側の対応には正義がある。
しかし一方では、昔のロードレースとは違う異常気象(?)や天候不順による高温・猛暑の中での今のレースにおいて、選手の健康をどのように守るのかという観点から、給水禁止区間の設定の在り方や、その例外措置を認める余地があるのかどうかなどは今後議論する必要性もあるのではないか。
たとえば、「補給禁止区間に入っても、逃げが2名だけで、追走との差が何秒以上ならば例外的にニュートラルサービスからの水だけはOK」とするなどの例外ルールを設けるなどはどうだろう。