DT SWISSから新センサー「DT Swiss TRACKR SPEED by Wahoo」登場。GPSがなくとも速度と走行距離を測定可能で、DT SWISSホイールのデザインと一体化

DT SwissとWahooがハブ一体型速度センサー「Trackr Speed」を発売。GPS圏外でも速度・距離を記録

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DT Swissから新型スピードセンサー「DT Swiss Trackr Speed by Wahoo」が発表された。

これは製品名の通りはWahooと共同開発されたもので、DT Swiss製ハブに沿うよう設計された専用センサーで、GPS信号が届きにくいトンネルや山間部でも、ホイールの回転から速度と走行距離を記録できる点に特徴がある

情報源:DT Swiss partners with Wahoo to launch proprietary Trackr Speed hub sensor

GPSが途切れても速度と距離を記録

サイクルコンピューターやスマートフォンは、基本的にGPSから取得した位置情報を使って速度や走行ルートを記録する。

しかし、高い山に囲まれた谷間、長いトンネル、樹木が密集する区間では衛星信号を受信できず、走行データの一部が欠落することがある。

今回の新製品DT Swiss Trackr Speedは、こうしたGPSの弱点を補うためのハブ装着型スピードセンサーだ。内部の3軸加速度センサーがホイールの回転を検知し、速度と走行距離を計測する。

GPSを受信できない区間の正確な位置や軌跡までは復元できないものの、どれだけの距離を、どの程度の速度で走ったのかは記録できる

パワーや心拍数と組み合わせれば、トンネル内などを含むライド全体の運動データを残しやすくなるのは確かだろう。

DT Swiss製ハブと融合する一体型デザイン

一般的なスピードセンサーは、ゴム製バンドなどを使ってハブの外側に固定する。そのため、装着状態によってはセンサーが後付けパーツのように見える。

これに対してDT Swiss Trackr Speedは、同社のSPLINEおよびDICUTハブを包み込むように装着する専用設計を採用。ハブの外観と一体化するため、ホイール本来のデザインを損なわない。

新たに登場した1800シリーズのホイールにも対応し、DT Swissが展開するロードおよびグラベル向けホイールの多くで使用できるようだ。

通信規格とスペック:ANT+とBluetoothで幅広いデバイスに接続

通信規格はANT+とBluetoothの両方に対応する。対応するサイクルコンピューターのほか、スマートフォンやスマートウォッチにも接続可能だ。

主な仕様は次のとおり。

項目内容
製品名DT Swiss Trackr Speed by Wahoo
計測方式3軸加速度センサーによるホイール回転検知
通信方式ANT+、Bluetooth
対応機器サイクルコンピューター、スマートフォン、スマートウォッチ
対応ハブDT Swiss SPLINE、DICUTなど
バッテリー駆動時間最大94時間
充電方式磁気式充電器
主な用途GPS信号消失時を含む速度・走行距離の記録

バッテリーは内蔵式で、最大94時間の使用が可能。磁気式充電器を使い、センサーをハブに装着した状態で充電できる。

センサー単体とG1800 SPLINEホイールセットを用意

情報源記事によると販売価格は、センサー単体が89.80ドル(約1万4000円)。G1800 SPLINEリアホイールとのセットは427.90ドル(約6万7000円)。

日本での販売の有無、その価格、発売時期、詳細な対応ハブについては、国内代理店による正式発表を待ってほしい。

Wahooの汎用型Trackr Speedとの違い

今回注意したいのは、Wahooも「Trackr Speed」という名称の汎用スピードセンサーを展開していることだ。これは従来「Wahoo RPM Speed」と呼ばれていたモデルで、ブランドを問わず幅広いホイールに装着できる。

情報源記事によると、Wahooの汎用モデルも同様の加速度センサー技術と防水性能を備え、DT Swiss専用モデルより10g軽い。しかも今回のDT Swiss Trackr Speed by Wahooより少しだけ安いらしい。

したがって、DT Swiss Trackr Speed by Wahooをあえて選ぶのは、「DT Swissホイールとの外観上の一体感を重視したいというユーザーだけになるだろうか。

まとめ:DT Swissユーザー向けのスマートなGPS補完装備

DT Swiss Trackr Speed by Wahooは、GPS信号が不安定な場所でも速度と走行距離を途切れにくくするハブ装着型センサーだ。

最大の特徴は、SPLINEやDICUTハブと一体化する洗練されたデザインにある。最大94時間のバッテリー、ANT+とBluetooth、装着したまま使える磁気式充電も実用的だ。

一方で、汎用性と価格ではWahooの通常モデルが有利となる。

今回のDT Swiss Trackr Speed by Wahooを選ぶならば、DT Swissホイールの外観を損ねないようにしたいという場合に限られるだろうか。

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