ミラノ~サンレモとジロが中止の恐れ
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ミラノ~サンレモ、そしてジロ・デ・イタリアすら開催されない危険性が出てきた?
情報源:Milan-Sanremo and Giro now both at risk due to coronavirus in Italy
ミラノ~サンレモについては昨年末の大雨によって最大の勝負所ポッジオが崩壊。多額の補修費用が必要となり、もしかしてミラノ~サンレモには間に合わず、ポッジオなしか?とも危惧されていた。しかし、なんとか先日に補修工事が完了し無事に通れることになった。関係者一同胸をなでおろしたところ。
ところがそれよりももっと厄介な事態が世界中で拡大しつつある。もちろんイタリアでもついに発生してしまった。そう、コロナウイルスである。同国はもちろん世界中での感染拡大の程度によっては、ミラノ~サンレモはもちろんとしてイタリア最大のレース、ジロ・デ・イタリアすらなくなってしまう恐れが出てきた。
#Giro d’Italia stage cities turn pink: Monreale, Agrigento, Enna and Etna. pic.twitter.com/R8nk5SVVvI
— Giro d’Italia (@giroditalia) January 31, 2020
今後のコロナ拡大の如何によっては、イタリア国内でも大規模な海外渡航者の入国制限がなされる可能性がある。その場合、選手はもちろん、ビジネスマンの移動、大会関係者の移動も制限される。まともに交渉・協議が進まない可能性も出てくるわけで、そうなればレース開催に間に合わないということにもなりかねない。
実際、すでにイタリアが世界に誇るギャンブル・・・じゃなくて、世界最高峰のプロサッカーリーグとして有名なセリアAも一部は試合がキャンセルされる事態となっている。
そして今年のジロは、落ち葉のクラシックことイル・ロンバルディアで有名なロンバルディア州、そして水の都ヴェネツィアで有名ヴェネト州の両州で合計6ステージが開催される予定だが、すでにその両州では人の移動に制限が課されている。もちろんミラノ~サンレモもロンバルディアを通る。
なのでこの制限がより厳格に、そして他の州へも拡大すれば両レースの開催に大きな影響をもたらす。そこで現在、主催者側のRCS Sportは状況を注視しているとのこと。もし行政当局から中止してくれとの要請があれば、主催者側としてもそれに従わざるを得ないとも述べている。
一方、近日開催予定のストラーデ・ビアンケ(Strade Bianche)とティレーノ~アドリアティコ(Tirreno-Adriatico)については、上の両州を通らないため、今のところは開催予定とのこと。