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元シクロクロス世界王者でロードレースでも大ブレイクしたワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)。
特に今年のツールの走りは圧巻であった。ステージ優勝を2つ達成し、かつ強力なアシストとして平地だけでなく、山岳でも大活躍した。
同時にツール以外でも、ミラノ~サンレモでモニュメントを初制覇、さらにコロナ禍明け直後のワールドツアー第1戦、ストラーデ・ビアンケでも優勝。大成功の1年といって良いであろう
そんな彼に世間が期待するのは、「グランツールの総合優勝を狙えるのではないか?」ということ。
この点につき来年から本人は「視野を広げる」予定である。
情報源:Wout van Aert seeking to expand stage racing horizons in 2021
情報源記事で、その26歳のベルギー人は次ように述べる。
“I would also like to shine first in Tirreno-Adriatico, the Critérium du Dauphiné or the Tour de Suisse. In the shorter term that is possible, especially in stage races with a time trial, such as Tirreno-Adriatico. I’d like to go for a GC result in 2021, and later in the hilly classics such as Liège-Bastogne-Liège and Il Lombardia.”
訳「まずはできればティレーノ~アドリアティコ、クリテリウム・ドーフィネ、そしてツール・ド・スイスといったレースで輝きたいね。短期的な展望でいえばそれは可能だし、特にTTがあればなおさらいけそうやね。ティレーノ・アドリアティコとかね。来年はそういったレースで総合成績を狙おうかなと。そして後々には登りの多いクラシック、リエージュとロンバルディアとかを狙っていきたいね」
同じステージレースといっても、1週間程度のそれらとグランツールは全く別物。総合系選手といっても、前者に強いが後者に弱い選手もいる。
そこでいきなりグランツールどうこうではなく、まずは今現実的に可能な一週間程度のステージレースで上位を狙うつもりということ。
そしてリエージュとロンバルディアの名前をあげていることから、おそらく5つのモニュメントを全て制覇することを視野にいれているということだと思う。
ただベルギー人の本人としてはフランドルとパリ~ルーベでの優勝が最優先目標だと思うのだが、それに何年もかかるのであれば、その2つを諦めて、リエージュなどに注力、つまり脚質を変えるのかどうはまだ不明。あるいはそこまで肉体を変えなくても現状でもリエージュやロンバルディアは、フランドルやルーベとともに狙えるという考えなのだろうか。
全国1億2千万人のサイクルロードレースファンの妄想が現実になるとは・・・
一週間程度のステージレースとグランツールはまた別物ではあるけれど、前者で結果を出せるようになれば当然グランツールへの欲も出てくると思うブヒね。
一流アスリートはやはり強欲のはず。
ただ30歳を超えてからの肉体変更はなかなか厳しいと思うので、あと数年でどうなるかブヒね。
たとえば来年フランドルとルーベを立て続けに制覇できれば、再来年から肉体改造に本腰というのもあり得るブヒね。