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イネオスが誇るマルチタレントといえばトム・ピドコック。まだ22歳なのに、シクロクロス世界王者、東京五輪MTB金メダリスト。ロードレースでも昨年はブラバンツ・パイルで優勝、アムステル・ゴールド・レースで2位、世界選手権6位、フレッシュ・ワロンヌ6位、ストラーデ・ビアンケ5位、クールネ3位といった成績。意味がわからない。
しかし、イネオスにはそんなピドコック以外にも期待のマルチタレントなヤングライダーがいる。それが、マグナス・シェフィールド(Magnus Sheffield)、19歳のアメリカのホープだ。ニューヨーク出身。
情報源:Ineos new boy Magnus Sheffield has sights on Roubaix and track worlds
マグナス・シェフィールドは2021年の8月途中まで、アメリカの名門ProTeamのラリー・サイクリングに所属していたが、そこからイネオスへ電撃移籍。2024年までの契約を結んでいる。
今はエトワール・ド・ベッセージュ(Étoile de Bessèges)に参戦中。
そんな彼もジュニア時代からシクロクロスを得意としており、アメリカのジュニアシクロクロス選手権で3位といった経歴を持つ。加えて、ロードレースにおいてはその2019ジュニア世界選3位、昨年はアメリカ選手権個人TTで6位、U23世界円の個人TTで10位。
そして、あのプリモシュ・ログリッチと同様にもともとスキーもしていたようだ。
マグナス・シェフィールドの今年の目標だが、本人はなによりもまずワールドツアーレベルのレースで経験を積むことと述べている。特にクラシックで経験を積みたいようだ。
そして今年パリ~ルーベに出場することを目標に掲げている。
ただルーベだけにこだわるのではなく、ロマンディやツアー・オブ・ノルウェーやツアー・オブ・ハンガリーなどにも出場する意向。
そして秋に行われるトラック世界選手権にも出場を予定しているようだ。
トラック競技も重視するという点で、同じくマルチタレントなピドコック先輩とは少し趣を異にする。
ピドコックとともに新しいイネオスを象徴するような選手となれるか、期待がかかる新人の1人だ。