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ロードレースニュース

「元に戻った」マチュー・ファン・デル・プール

マチュー・ファン・デル・プールの戦い方が、春のクラシックから変化。本来のレーススタイルへ

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今年のツール・ド・フランスから、最強ProTeamのアルペシン・フェニックス(Alpecin-Fenix)は、そのメインスポンサーはFenix社から昨年までクイックステップのメインスポンサーだったDeceuninck社へと変わることになっている。

→関連記事:アルペシン・フェニックスはツール・ド・フランスから、アルペシン・ドゥクーニンクへ

そんなチームのエースは、いうまでもなくマチュー・ファン・デル・プール。今年はジロ・デ・イタリアに初参戦。このジロでも大注目の選手として日々ファンやメディアの耳目を集めている。

そんなマチューだが、ジロでは「本来の自分に戻した」らしい。どういう意味か?

情報源:Van der Poel reverts to default setting at Giro d’Italia

今年のマチューは昨年から続く背中・腰の痛みのためシーズンインが遅れ、またレース数も少なくなった。ただ復帰後のコンディションは良く、実際にレース結果も「一般的には」十分なものを達成したと思われる。だがしかし、本人が言うには「春のクラシック戦線でのコンディションはたしかに良かった。でも自分が望んでいた最高レベルというわけではなかった」。

そしてそれゆえ、春のクラシック戦線では「ちょっと賢く」レース運びをしなければならなかったと述べている。

しかし昨日の休息日にはジロでのレースのやり方についてこのように述べる。

“But if I can, I try to race on instinct, and I will try to do that as well in the second and third week.”

訳「でもジロではチャンスがあれば、本能のままに走ろうとしているのよ。そうしたレーススタイルはこれからの2週目も3週目も続けたい」

まさに先日の第7と第8ステージで見せた積極性と果敢な走りはまさにマチューらしいレーススタイルだったのではないだろうか。

ロンド・ファン・フランデレンでのタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)との戦いのときは頭を使ってスマートなレースをしていたのだろうが、ジロでは本来の自分の走り、本能のままに走るスタイルを貫くつもりだ。裏返せば今の心身のコンディションは素晴らしい状態にあるということだろう。

ただやはりこのジロでも今年のツールでもしっかりと最後まで走り続けることも大きな目標として設定している。それゆえ全力で攻撃するときはする、しないときは休むというメリハリをしっかりつけて長い大会を乗り切ろうとしていると思う。

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