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いよいよ2022ツール・ド・フランスも最終週。さっきの記事で紹介したように、今日も2つの1級山岳が後半に連続して登場する。そのうち2つ目の1級山岳はかなり後半がきつい登りとなっている。
関連過去記事:【2022ツール】下り坂ゴールが登場!今日の第16ステージのコースについて
そんな最終週を前にして、二連覇中の絶対王者タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)は総合2位につけている。しかしマイヨ・ジョーヌを着るヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)とは2分以上の大きな差がついてしまっている。
しかし、そんな苦境にもかかわらず、ポガチャルは「やられたらやり返す、倍返しだ!」という感じで逆転優勝へのモチベーションを高くする。
情報源:Tadej Pogačar on Tour de France comeback: ‘I need to attack on every climb’
この情報源記事ではインタビューでポガチャルは、「脚の状態は良い」と延べ、「チャンスがあれば毎回攻撃をしかけなければならない」と宣言。
ライバルのヴィンゲゴーも今大会ポガチャルと同等レベルの高いクライミング能力を披露しているため逆転は容易ではないだろうが、ポガチャル曰く「後悔はしたくない」とのこと。持ちうる全力でヴィンゲゴーを攻撃することを誓う。
そんなポガチャルが期待しているのが、イネオスの攻撃だ。イネオスは現在総合トップ10内に3人の選手を抱えている。同3位のゲラント・トーマス(Geraint Thomas)、同5位のアダム・イエーツ(Adam Yates)、そして9位のトム・ピドコック(Tom Pidcock)だ。
5位のアダム・イエーツはまだ(?)ヴィンゲゴーまで4分6秒遅れというレベルなので、ヴィンゲゴーが先日のポガチャルのように崩れるとまだ総合成績はどうなるかわからない。
そこでそれらイネオス勢が攻撃すればヴィンゲゴーやユンボ・ヴィズマのアシストたちが反応せざるをえない。それはポガチャルにとっては自分が攻撃しなくても良いという状況になって好都合。
イネオスはここまで、トム・ピドコック劇場があったものの、ゲラント・トーマス(G)とアダム・イエーツ(A)はそれほど積極的に動かないまま戦ってきた。どちらかといえば無理をせず保守的にかつ自分たちのペースを崩さないように走っているように見えた。
それは全てこの最終週への布石だとすれば・・・?
今日からはイネオスの動きが今年のツールを決定づけることになるかもしれない。イネオスファンもそうでない人間もイネオスの動きに要注目?