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一昨年の東京五輪前から背中まわりに故障を抱えていたマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)。長期間の療養を経て、昨年はミラノ~サンレモでシーズンスタート。その後ドワルスでの優勝とフランドル(ロンド)連覇も成し遂げ、ジロでもステージ優勝と完走を果たす。だがツールでは状態があがりきらず途中リタイア。しかしそれでも年間通して大きな故障もなく無事に走りきれたという感じだった。
ところが昨日のシクロクロスレース、X2Oトロフェー(X2O Trofee)に出場したマチューはレース中に背中の痛みが再発してしまった。
情報源:Back pain returns for Mathieu van der Poel at X2O Trofee in Koksijde
フランドル地方で海岸沿いに位置する街だけに同レースの名物砂は砂地獄。そこにワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)とマチュー・ファン・デル・プールが出場した。
マチューはレース中に何度か背中をストレッチするような動作を見せていたが、レース中にやはり背中の痛みがぶり返したようだ。本人はレース後に「突然痛くなった。そこからは力強く踏むことができなくなった」と話す。結果、ライバルのファン・アールトが1分以上の差をつけて優勝している。
気になるのがシクロクロス世界選手権前に背中の痛みが再発したことだ。これからどんどんコンディションを上げていこうというタイミングでの再発で、仮にそれが今後も続けば世界選に向けた調整がしっかりできなくなり、結果として世界選欠場という可能性もなくはない。しっかりと静養したいところだが、時期的になかなか難しいところだ。
また無事に世界選を終えられたとしても、背中の状態次第で今度はロードレースに向けた調整が遅れる可能性もある。上述のように昨年はミラノ~サンレモからのレース復帰となったが、今年はもっと遅くなる可能性もあるだろう。
まるで持病のようになれば今後のキャリアを考えると面倒なことになるので、ファンにとっては今回の痛み再発は心配だろう。