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ロードバイクとロードレース

来年もロット・デスティニーはジロ・デ・イタリアに不参加か

ロット・デスティニーは来年もジロ・デ・イタリアには不参加か

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Lotto Dstnyは今年もProTeamランキングで首位だったが、同ランキングで1位と2位は自動的にUCIワールドツアーの全レースに招待される権利を与えられる。ただし、ワイルドカード枠として自動的に招待されるが、その招待に応じて出場する義務まではない。

この出場義務という点について、それを課されているワールドチームとは立場が決定的に異なる。むしろ、出場できるレースを選べるという点でProTeamのほうがチーム運営の観点から合理的ということまである。

そして実際、Lotto Dstnyは昨年もProTeamランキングで首位だったため今年のジロ・デ・イタリアにも出場する権利を得ていたが、やはり今年のジロには出場していなかった。

そんな今年とおなじく来年もLotto Dstnyはジロ・デ・イタリアには出場しない可能性がありそうだ。

情報源:Lotto-Dstny could skip Giro d’Italia in 2024 and send Arnaud De Lie to Tour de France

本来はみんな(スポンサー的にも)出場したいと思うのがグランツールという大舞台だが、なぜLotto Dstnyがジロを今年欠場したのかというと、それはUCIポイントを効率的に稼ぐためだ。

知ってのとおりLotto Dstnyは2022までワールドチームだったが、UCIポイント争奪戦に破れProTeamへ降格。次の昇格のチャンスは2026年。その2026年1月1日からワールドチームとして復活するために、この3年間でがっつりとUCIポイントを稼ぐことがチームの目標となっている。

チームの若き絶対的エースとしてスプリンターのアルノー・デ・リー(Arnaud De Lie)がいるが、まだグランツールデビューを果たしていないので山が厳しいグランツールの走り方の経験がない。そんな状況でいきなり勝利を求める重圧を課すのは酷というものか。

さらにグランツールでの勝利は誰もが夢見るものであるため、本気のハイレベルな争いとなるのでどれだけ勝てるかは未知数。

そして3週間の中でどれだけのポイントが稼げるのか、そのためにチームとして支払う代償はどれだけなのか、それらのバランスを考えるとジロを回避して、強力なライバルがいない他のレースで確実にポイントを荒稼ぎするのも合理的といえる。

なおチームとしての来年度の詳しいレーススケジュールは来年の1月5日に正式に発表される予定のようだ。

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