ピドコックのイネオス残留が確定。来年に向けたチームミーティングに参加
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今シーズンの終盤あたりからパリ五輪MTB金メダリストで元シクロクロス世界王者のトム・ピドコックについて移籍の可能性が取り沙汰されてきた。特にその報道が増えたのが、ピドコックがイネオスを批判したあたりからだろうか。
→イネオスの内部はガタガタ。ピドコック「レース準備に集中できない状態」
そしてそんな批判をしたからか、ピドコックは本来なら出場していたであろうワールドツアー最終戦のイル・ロンバルディアのメンバーに選ばれなかった。
そのピドコックを狙っているのがレッドブルやQ36.5だと言われてきた。次の関連記事を見て欲しい。
だが過去記事「ピドコックの移籍話は頓挫し、イネオスに残留へ?」で紹介したように最近はイネオス残留がほぼ確定か?という流れになっていた。
そんな中、トム・ピドコックがイネオスの2025年に向けたチームイベントに参加したことが明らかになった。
チームとの間に生じた亀裂は修復できるのか?
情報源:Tom Pidcock reunited with INEOS Grenadiers teammates at Manchester United – Chelsea
このチームイベントは新しくチームに加入する選手やスタッフも迎えて来シーズンに向けてチームの一体感を醸成し、同時にメディカルチェックやバイクフィッティングなどのためのイベントで、1週間にわたるミーティングだ。そのイベントにトム・ピドコックも参加していたため、2025年はイネオス残留が確定と言ってよいだろう。
この前の日曜日には一部の選手が、サッカーのマンUことマンチェスター・ユナイテッドとそのライバルの1つチェルシーとの試合を観戦したようだ。もちろんそれはイネオスのオーナーであるジム・ラトクリフがマンUの株式の27%を購入する主要株主となったからだろう。
ひとまずこれでピドコックの移籍騒動は今年においては終幕となったわけだが、チーム体制が大きく変化するチーム事情の中で両者の信頼関係は再構築できるのであろうか。契約そのものは2027年まで残っているわけだが、両者の関係性がこじれれば当然来年も移籍騒動が再燃するはずだ。
イネオスを去る選手と新加入の選手
今年イネオスを辞める選手は、
- Luke Rowe(Decathlon AG2R La Mondialeの監督へ)
- Ethan Hayter(SoudalーQuickStepへ移籍)
- Jhonatan Narváez(UAE-TeamEmiratesへ移籍)
一方で来年からイネオスに加入する選手は、
- Axel Laurance
- Lucas Hamilton
- Bob Jungels
- Samuel Watson
- Victor Langellotti
- Peter Øxenberg
となる。
ゲラント・トーマスの話よるとピドコックチーム内一番年収高い選手、自然と勝手に移籍の違約金も高い、多分最終的に違約金の原因で移籍出来ない状況と思う
違約金の効果抜群!
だとすれば結局ピドコックの不満は解消されないまま来年も走り続けることになる可能性もあるわけで、新体制がどれだけピドコックと和解できるかがポイントになりそうブヒね。