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2025ツール・ド・フランス総合7位のフランスの星ケヴィン・ヴォークランがイネオス・グレナディアーズへ移籍か
今年のツール・ド・フランスは結果だけ見れば大会前の大方の予想通りタデイ・ポガチャルの4度目の優勝となった。
だがもちろんツールには予想外のこともあった。その1つがArkéa–B&B Hotelsの24歳のフランス人ケヴィン・ヴォークランの好走だろう。近年、伝統的な強豪国以外の国からの天才・怪物の登場もあり低迷しつつあるフランス勢だが、そんなフランスに明るい話題をもたらしフランスの星となった。
そのケヴィン・ヴォークランがどうやらINEOS Grenadiersに移籍するようだ。しかもその契約はほぼ完了ずみとのこと。イタリアメディアのガゼッタ・デッロ・スポルトの投稿を見て欲しい。
Info @Gazzetta_it – The french Kevin Vauquelin (current 3° in the overall at @LeTour) now with Arkea, is likely to join @INEOSGrenadiers from 2026. According to our sources this deal can be considered almost done @cycling_podcast
— Ciro Scognamiglio (@cirogazzetta) July 9, 2025
たしかに彼の契約は今年いっぱい。しかもArkéa–B&B Hotelsは来年2つのメインスポンサーがいなくなるため、チーム消滅の可能性が高い。
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多くの選手が移籍市場に流れるだろうが、全員が再就職できるとは限らない。
一方でINEOS Grenadiersはこちらも予想通り総合表彰台争いには全くからめなかった。ただテイメン・アレンスマン(総合成績12位)がステージ2勝を挙げたこと、そして最後のツールとなったゲラント・トーマスが無事に完走したことだけがメディアの話題になったぐらいか。フィリッポ・ガンナが初日でリタイアしたことも響いたか。
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そのINEOS Grenadiersにはツール・ド・フランスで総合成績を争えるスター選手が必須という事情がある。そこで若いケヴィン・ヴォークランを獲得したいということか。
またProTeamのTotalEnergiesと同じフランス企業トタル社がスポンサーとして加わったため、フランスの影響力がチーム内で高まり、今後フランス人選手との契約が増える可能性がある。