イネオスが契約交渉を全て停止？

今年の途中からINEOS Grenadiersにかつてのボス、デイブ・ブレイルスフォールドが復帰した。しばらくサッカーチームのマンUことマンチェスター・ユナイテッドでチーム作りに関与していたが、ロードレースに復帰した形だ。

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そんな彼のもとでINEOS Grenadiersは2026シーズンに向けた新加入の選手の移籍交渉を停止しているようだ。

これまでINEOS Grenadiersは、フィリッポ・ザナ、ドリアン・ゴドン、ケヴィン・ヴォークラン、サム・ウェルスフォード、そしてブノワ・コスヌフロワたちと交渉していると言われていた。そのうちの一部はすでに契約はほぼ確実という段階にまであったとも。

しかし現時点ではそうした契約交渉が全て止まっているらしい。ブレイルスフォールドが停止を指示した可能性がある。

結果、少なくともフィリッポ・ザナについては現在所属のJayco-AlUlaと再びチームに戻れるかという交渉をする事態になっているとか。

こうしたINEOS Grenadiersの状況は戦略的なものなのか単に一時的なものなのかなど詳細はわからない。

ただINEOS Grenadiers以外のビッグチーム、UAE Team Emirates – XRG、Team Visma | Lease a Bike、Lidl-Trekなども来シーズンに向けた注目度の高い移籍についてはまだ発表を行っておらず、業界のビッグチームが揃ってどこも沈黙を続けている状態だ。

こうしたビッグチームの状況は単なる偶然に過ぎないのか、それとも影響し合っているのか。

はたしてINEOS Grenadiers復権に向けたチーム戦略の見直しは、今年の移籍市場にどのような影響を及ぼすのか。一部の選手にとってはえらい迷惑だが、別の選手にとってはチャンスとなる？