レビュー
Rapha






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2025世界選手権個人タイムトライアルはレムコ・エヴェネプールが恐るべき速さで圧勝!
昨夜は2025 UCI 世界選手権の男子個人タイムトライアルが行われたわけだが、それを視聴していた誰もがとんでもないものを見たと驚嘆しただろう。
目次

全長40.6kmで、特徴的なのは1500m以上の高地からスタートして標高150mほど、その次に標高200mほど登る。その後下ってまた少し登って、さらに最後は石畳の登りという春のクラシックの一部分だけを切り取ったようなコースだ。

第ニ計測でタデイ・ポガチャルはジェイ・ヴァインから25秒遅れで2位。これ以降も登り、さらに最後はロンド・ファン・フランデレンのような石畳の登りがあるためポガチャルはこれからタイムを削っていくことが可能だ。
・・・などと思っていた時期が私にもありました。

ポガチャルのすぐ後ろからレムコ!なんとジェイ・ヴァインから1分17秒も速い圧倒的なスピードで通過!
個人TTの現世界王者として最終走者だったレムコ。その1つ前に2分30秒差でスタートしたのがポガチャル。それが第ニ計測の時点で25秒+1分17秒=1分42秒縮小したことになる。なんという速さ。
🐷「あれ?これ途中でレムコがポガチャルを抜くんじゃね?」

レムコの抜かされたものの第ニ計測でポガチャルよりも速いタイムをマークしたジェイ・ヴァインが順調に快走を続け、最後の石畳の登りもスムーズにクリア。もともとZwiftの申し子だけに、高出力で長時間踏みながら登る能力・技術は彼の十八番。

そのヴァインがイラン・ファン・ウィルデルのトップタイムを1分21秒以上更新して暫定首位に躍り出る。こちらも圧倒的なタイムを叩き出した。

終盤に入るとついにレムコの眼の前にポガチャルの姿が!

石畳の登りでもレムコのほうが圧倒的に速い!もうポガチャルには手を伸ばせば届く距離!

ぶち抜いたあああああああああああああああ!
🐷「なんやこの強さ、驚天動地すぎるやろ・・・。昔のカンチェラーラかよ」

無敵のレムコが暫定トップのジェイ・ヴァインより1分14秒以上速いタイムでゴールし、世界選手権個人TT三連覇を成し遂げた。
一方ポガチャルは4位で表彰台を逃した。
世界選手権男子エリート個人TTで3回以上の優勝をしたのは今回のレムコを含めて、マイケル・ロジャース(3勝)、トニー・マルティン(通称トニマル、4勝)、そしてファビアン・カンチェラーラ(4勝)の4人。
そのうち同種目で三連覇となるとマイケル・ロジャース(抜けてたので追加)とトニー・マルティンのみ(2011~2013)だったわけだが、今回レムコは両名に並んだこととなる。もし来年もレムコがこの種目で優勝すれば史上初の四連覇となり、かつ最多優勝記録の4勝(トニマルとカンチェラーラ)にならぶ。
のちほど。
| 順位 | 選手 | チーム | タイム | 平均時速 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Remco Evenepoel | ベルギー | 1位のタイム | 48.9 |
| 2 | Jay Vine | オーストラリア | 1.14,8 | 47.8 |
| 3 | Ilan Van Wilder | ベルギー | 2.36,07 | 46.5 |
| 4 | Tadej Pogačar | スロベニア | 2.37,73 | 46.5 |
| 5 | Isaac Del Toro | メキシコ | 2.40,86 | 46.4 |
| 6 | Andreas Leknessund | ノルウェー | 2.57,27 | 46.2 |
| 7 | Luke Plapp | オーストラリア | 3.03,34 | 46.1 |
| 8 | Bruno Armirail | フランス | 3.06,07 | 46.1 |
| 9 | Thymen Arensman | オランダ | 3.39,68 | 45.6 |
| 10 | Stefan Küng | スイス | 3.48,92 | 45.5 |
ポガチャル、自転車人生最大の屈辱では…?
ポガチャル「もう怒った。来週のロードでは全員周回遅れしてやる。」
海外メディアはまさにポガチャル屈辱の日?みたいな感じで記事を書いてるとこあったブヒね。
あの追い抜いた瞬間は(ベルギーの)視聴率はねあがったはず!
今年もまたポガチャル100kmアタックが炸裂するのか!?