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プリモシュ・ログリッチ、ブエルタ逆転へ「完璧な状況」 マスと2分10秒差から史上初の5勝目を狙う
いよいよ本日から2026年ブエルタ・ア・エスパーニャは最終週へ突入する。残りは6ステージ。個人タイムトライアルに加えて難関山岳ステージも控えている。
現在総合2位のプリモシュ・ログリッチはブエルタ史上初となる通算5度目の総合優勝を目指すわけだが、あらゆる機会を利用してタイムを奪う構えだ。
そんなログリッチは、厳しい状況に置かれながらも「自分にとって完璧なシナリオ」と語り、逆転へ意気軒昂だ。
情報源:‘I’m in a perfect scenario’ – Roglic eyes Vuelta comeback against Enric Mas
上述のように第2休息日を迎えた時点で、ログリッチは総合首位のマスから2分10秒遅れている。そんな両名の状況を簡単にまとめると次のようになる。
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 総合首位 | エンリク・マス |
| ログリッチとのタイム差 | 2分10秒 |
| 残りステージ | 6 |
| 今後の主な勝負どころ | 個人タイムトライアル、難関山岳ステージ |
| ログリッチの目標 | ブエルタ通算5度目の総合優勝 |
ログリッチにとって、個人タイムトライアルはマスからタイムを奪う有力な機会となる。だが本人は、タイムトライアルだけで総合順位を逆転できるとは考えていない。2分10秒の差は大きな差であるとも考えている。
上述の「完璧なシナリオ」という表現は現状に満足しているという意味ではない。追う側として積極的に動く理由があり、失うものを恐れず勝負できる立場を前向きに捉えているという意味であると考えるべきだ。
Movistar側は2分10秒差で個人TTに臨むという点については「わりと心理的に余裕をもてるタイム差」だとコメントしており、この発言からは追われる立場にある者としてログリッチとのタイム比較よりも堅実にミスなく走ることを最優先にしているように思われる。
さらにタイムトライアル後にも厳しい山岳ステージが残されている。そこでログリッチの逆転には、次のような複数の条件が求められるだろう。
最終週の1日だけに勝負を絞るのではなく、残されたすべてのステージを逆転の機会として利用しなければならないだろう。
ログリッチは、今大会におけるマスのパフォーマンスが予想以上だったことを認めている。
自分もマスと同じレベルで走りたいとしながら、ブエルタ開幕前の状態が理想的ではなかったことにも言及した。
ログリッチは負傷の影響により、大会直前には歩くことにも苦労していた。リハビリと限られた準備期間を経てスタートラインに立ったため、万全のコンディションで大会を迎えたわけではない。
それでも最終週を前に総合優勝の可能性を残している。本人は現在の状態について、今季で最も良いレベルに達している可能性があると評価する
一方で状態が今後さらに上向くのか、それとも下降するのかも含め、実際のレースで判断する姿勢を示している。
ログリッチはこれまでブエルタ・ア・エスパーニャで4度の総合優勝を達成している。現在はロベルト・エラスと並び、大会最多優勝記録を保持する。
逆転を目指すログリッチにとって、総合表彰台を守る走りと、優勝だけを狙う攻撃的な走りのどちらを選ぶかも重要になる。
安全策を取れば上位を維持できる可能性は高まるが、マスとの2分10秒差を覆すのは難しい。史上初の通算5勝目を本気で目指すなら、遠距離からのアタックなど、大きなリスクを伴う戦術が必要になる可能性がある。
ログリッチはロングアタックの可能性を否定していない。ただし、実行できるかどうかは当日の脚次第だと説明する。
レースが統制された展開になるか、激しい攻撃の応酬になるかについても、調子が良ければどちらでも対応できるとの考えだ。特定のシナリオにこだわらず、日々持てる力を出し切りながら好機を待つ。
はたしてログリッチの大逆転なるか?ブエルタは今日から佳境に入る。