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TotalEnergiesのチームバイクが中国ブランドのPardusへ。CUBEから乗り換えで中国ブランドのプロ参入が拡大
フランスのProTeamのTotalEnergiesは2027年シーズンからチームバイクをドイツブのCUBEから中国のブランドPardusへと変更する。
契約は2027~2029年の3年で、同ProTeamに加えてU23とジュニアの育成チームにも機材を供給する。
タイトルスポンサーの交代に伴い再編を進めるフランスのチームと、欧州市場での存在感を高めたいPardusの思惑が合致した形か。
チーム側の発表がこちら。
TotalEnergiesは2025年までENVE、2026年にはCUBEのバイクを使用していたが、上述のように2027年からはPardusへ切り替わり、以下の3モデルでレースに臨む。
| 用途 | Pardusのモデル |
|---|---|
| エアロロード | SPK EVO G4 |
| 登坂向けロード | Robin EVO G3 |
| タイムトライアル | Gomera EVO TT |
供給対象のチームには、U23チームとジュニアチームも含まれる。プロチームから育成カテゴリーまでを支える契約だ。
TotalEnergiesのチームマネージャーは、選手やパフォーマンススタッフからの意見をPardusの技術陣と共有し、シーズンを通じて機材の改良に取り組む方針だと語る。
まだ日本では馴染みの薄いと思われる中国ブランドのPardusは中国のTaishan Sports Industry Group傘下の自転車ブランドだ。北京の南に位置する山東省に自社工場を持ち、他の主要自転車ブランド向けの製品も製造する。
リオ五輪以降は中国代表チームのバイクを供給し、プロ選手が求める機材への理解を深めてきたという。2025年はTeam Solution Tech – Vini Fantini(現Solution Tech NIPPO Rali)のチームバイクだったこともあり、新城幸也も乗っていた(今年はRaliだが)。
同社はすでにフランスを含む欧州に販売店網を持ち、イタリアには欧州拠点も設けている。
Pardusの副ゼネラルマネージャーは今回の提携について、技術力を伝えるとともに、選手のフィードバックによって製品を改善し、欧州自転車界での存在感を高める機会だと語る。
機材パートナーが決まった一方で現時点では2027年の新タイトルスポンサーは発表されていない。チームは来季、現在とは異なる名称で活動する予定だが詳細はわからない。
すでにUCIプロチームとしての登録を申請しており、ツール・ド・フランスをはじめとする主要レースへのワイルドカード獲得にも自信を示している。
だが10/20の記事「【追記あり】Team Visma | Lease a Bikeが消滅へ、PicnicとJaycoがライセンス申請に間に合わず。UCIが2027ライセンス申請チームを公開」の時点では、UCIが発表したライセンス申請チームリストから漏れていた(理由は不明)。
中国のバイクブランドは近年急速に欧州のプロチームとの関係を深めつつあるわけだが、今回のPardusもそうした時流に乗るものだ。
中国ブランドといえばなんといってもワールドチームであるXDS Astana Teamが思い浮かぶ。同チームの快進撃(?)を支えているバイクとして、決して他のヨーロッパブランドにひけを取らない性能を持っていると言えるだろう。
またTotalEnergiesと同じProTeamとしてはスペインのEuskaltel-Euskadiも今年は中国ブランドQuickをチームバイクにしている。他にも女子プロチームではMayenne Monbana My Pieがやはり中国ブランドのWinspaceをチームバイクにしている。
上で書いたように今回のPardusとトタルエネルジーの提携では、レースでの露出だけでなく、選手の意見を製品開発へ還元することも重視されている。
欧州での販売基盤を広げるPardusにとって今回の契約はブランドの認知と開発体制を強化する一歩となりそうだ。