
ポガチャルの安静時心拍数と睡眠データがHBO Maxのドキュメンタリーで明らかに
ポガチャルの安静時心拍数は38、ツール中は睡眠8時間。 HBO Max新ドキュメンタリー「Anatomy of a G.O.A.T」で回復力に迫る
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近年のロードレース界では新しいトレーニング方法に加え、補給戦略などの栄養学にも非常に大きな改注目が当たっている。
レース中では一昔よりもはるかに多くの炭水化物を摂取し、レースの外では特定の栄養素だけに頼ることなく、栄養バランスのとれた食事が徹底される。
そしてそんな栄養面と同時に最近になって改めて焦点が当たっているのが、睡眠の重要性だ。
この睡眠という点では今年の2026ツール・ド・フランスにおいてポガチャルとヴィンゲゴーに対して深夜から未明にドーピング検査がなされたことで、彼らの貴重な回復の時間を妨げたとして大きな議論を呼んだことが記憶に新しい。次の過去記事がそれだ。
そして今回その睡眠と回復についてタデイ・ポガチャルの強さを支える回復力に新たなデータから光が当てられた。
HBO Maxの新ドキュメンタリー「Anatomy of a G.O.A.T」では、WHOOPが把握する心拍数や睡眠の数値が紹介されている。
注目されるのは、2026年ツール・ド・フランスの負荷のなかでも、睡眠時間と生活リズムを確保していた点だ。
情報源:’Miraculous’ – Tadej Pogačar’s heart rate data and sleep scores revealed in new documentary
公開された心拍数と睡眠データ
HBO Maxの新ドキュメンタリー「Anatomy of a G.O.A.T」で明らかとなったタデイ・ポガチャルの睡眠データが以下のようなものだ。
| 指標 | ポガチャル | 記事中の比較対象 |
|---|---|---|
| 安静時心拍数 | 38拍/分 | 比較対象のチームメイト6人は平均42拍/分 |
| 心拍変動(HRV) | 100ミリ秒 | 同チームメイト6人の平均は80ミリ秒台 |
| ツール中の睡眠の規則性 | 84% | UAEの他選手は主に70〜80% |
| 睡眠時間 | ツール前は約7時間、大会中は約8時間 | 高負荷でも睡眠時間が増加 |
※睡眠の規則性は、就寝・起床時刻の安定性を表す指標。84%は睡眠の質全体を示す点数ではない。
WHOOP側はアスリートの中にも高強度の運動で睡眠の質が落ちる選手がいるとする一方で、対照的にポガチャルは2026ツール大会中により長く、そして規則的に眠っていた点を強調している。「睡眠力」がとても高いと言えるだろう。それはもちろん回復力の高さにもつながる。
ポガチャル本人は睡眠について、夕食の内容に加え、リラックスすることや翌朝の準備を整えることが大切だとの考えを示した。
ポガチャルの回復力の高さ
安静時心拍数38拍/分は、マチュー・ファンデルプールが以前に明かした平均値と同じ。
一方、HRVはファンデルプールが公表した200ミリ秒のほうが高く、ポガチャルがすべての指標で突出しているわけではないようだ。
元コーチのイニゴ・サンミランも代謝検査でポガチャルの回復に関わる特徴が際立っていたと説明する。
ポガチャルには単に安静時の心拍数だけではなく、それ以外の睡眠の質(ひょっとしたら他の要因もあるかもしれない)の高さも、彼の強さを形作っていると言えるだろう。
このように今回のドキュメンタリーでは、勝負どころのパワーに加え、連日の負荷から回復する能力も明らかとなった。














