Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter

Lotto-Intermarchéに試練。ツール・ド・フランス・ファム3日間で4人がリタイア「レベルの高さも影響」
女子版ツール・ド・フランスこと2026ツール・ド・フランス・ファムで、Lotto-Intermarchéの女子チームが厳しい状況に追い込まれている。
第3ステージを終えた段階で、スタートした7人のうち4人がすでにリタイア。チームに残っているのはわずか3人となった。
相次ぐ離脱についてスポーツディレクターは、落車や暑さだけが原因ではなく、ツール・ド・フランス・ファムそのものの競技レベルの高さも影響していることを認めている。
Lotto-Intermarché女子チームにとって2026年ツール・ド・フランス・ファムはまさにサバイバルとなっている。わずか3ステージの間に4人を失い、チームは早くも3人だけでレースを続けなければならない状況となったからだ。
チームのディレクターによれば、これほど多くの選手が短期間に離脱した背景には、落車が発生したことに加え、チームの選手たちが暑さにうまく対応できていないこと、さらに現在のチームのパフォーマンスのレベルそのものも関係しているという。
つまり、単純に「不運な落車が重なった」というだけではなく、複数の要因が重なった結果として4人ものリタイアにつながったとの分析だ。
特に興味深いのが、同ディレクターがチームのパフォーマンスレベルも原因のひとつだと率直に認めている点だ。
そのディレクターは、Lotto-Intermarchéは前年までコンチネンタルチームとして活動しており、現在のチームについても実質的には若手育成を目的とした「Development Team」だと説明する。
そのため、今回のツール・ド・フランス・ファムには若く、経験の少ない選手を多く含むメンバーで臨んでいる。
同じグランツールでもブエルタでは7人中5人が完走し、チームとしても満足できるパフォーマンスを残していた。
しかし、ツールにやって来ると状況は大きく異なった。
チーム側も事前に予想していたとはいえ、世界最高の舞台であるツール・ド・フランス・ファムではその厳しさ、集団のペースの速さは若い選手たちの予想を超えていた。
一方、Lotto-Intermarchéはこうした展開になる可能性を理解したうえでツールに参戦していたと話す。
同ディレクターによれば、チームは選手たちからツール・ド・フランス・ファムを経験する機会を奪いたくなかったという。世界最高峰のレースに出場し、そこでしか得られない経験を積ませることを重視したわけだ。
チームとしては、厳しいレースを通じて選手たちが多くを学ぶことを期待していた。
しかし実際には、世界最高レベルのペースだけでなく、落車、負傷、そして暑さという問題まで重なった。
残った選手のひとり、サンドリーヌ・タスにとっても今回が初めてのグランツールとなる。しかもツール・ド・フランス・ファムはなんとワールドツアーレースとしてもまだ2戦目だという。つまり彼女はツール前にワールドツアーレベルを1回しか体験していなかったことになる。
そんなタス自身も、ツールの競技レベルがこれまで経験してきたレースとは大きく異なると話す。
特に課題として挙げたのが、プロトンでのポジショニングだ。
まだ慎重になりすぎてしまうため集団後方に下がり、その結果としてより厳しい展開を強いられているという。
これも経験によって学んでいかなければならない部分だと本人は語る。
さらにタスも暑さへの対応に苦しんでおり、日曜日には本来のパフォーマンスをまったく発揮できなかったと振り返っている。
チーム側は4人ものチームメイトが相次いでリタイアしたことについて残念だとしながらも、チームの士気が失われたわけではないとする。
現状での新たな目標は、3人そろって最終目的地ニースまで到達すること。
若手中心のLotto-Intermarchéにとって、2026ツール・ド・フランス・ファムは当初想定していた以上に厳しいレースとなった。
しかし、チーム自身が認めるように、世界最高峰のツールで経験するペース、集団内での走り方、暑さへの対応、そして苦しい状況でレースを続けることそのものが、若い選手にとって重要な経験になる。
その経験が必ず次の成功への糧になると信じ、彼女らはゴール地点であるニースに意気高く走り続ける。