レビュー
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マン島ミサイル、マンクススプリンター(Manx Sprinter)などと呼ばれる超一流スプリンターのマーク・カヴェンディッシュ。
一時期は「オワコン」などと言われていたが、去年のツール・ド・フランスでは華々しく復活。まだまだ最強やんけ!と思わせた。そんなカヴェンディッシュが、通称「キスの病気」に感染。いくつかのレースを欠場するとのこと。
情報源:Mark Cavendish’s Tour de France preparation disrupted with glandular fever diagnosis
カヴェンディッシュが罹患したのは、単核球症(mononucleosis)という病気。一般的には、腺熱(glandular fever)と言われる病気。通称、「キス病」。幼児期に母親から、あるいは成長してからもキスで感染することからこう言われてる。
実は日本人でも日本国内で幼児期にかかる、よくある(?)病気の1つなんやけど、ほとんどの日本人は病名を知らないだろうか。一方で、アメリカでも非常にポピュラーな病気でわりとみんなその病名を知ってる感じ。
さほど重篤な状態になることは少ない病気で、風邪に近い症状が出る。「ただもうひたすら眠くて、なんもする気せーへん」という状態になることが多いよう。微熱が続くっていう感じかな?
留学経験とかある人は、留学先の米国でアメリカ人の友達が「モノ、モノ、モノ…」と言ってたのを聞いた経験あるかもしれない。mononucleosisという単語やから「モノ=mono」になる。
本来、カヴェンディッシュは最も重要な目標であるツール・ド・フランスに向けての調整として、ツール・ド・ロマンディとツアー・オブ・カリフォルニアに出場する予定だった。
しかしこの病気によってそれらはキャンセル。
この病気には有効な治療法というのはなく、「ま、家でじっとしとけ」というのが一番のよう。
チームドクターはこう言う。
“It is difficult to give an accurate estimate of when we can expect him back at full fitness but we are hopeful of a significant improvement of his symptoms over the next two weeks.”
訳「正確にいつカヴェンディッシュが完全に復調するかはわかわんけど、2週間ぐらいしたら症状にそれなりの改善が見られると思っとる」