2018世界選ロードの感想:やったぜ。驚喜溌剌毛根刺激。
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いやーおっさんがすごかったブヒね。1年中強スギル。ゴール後にあんな風に雄たけびを上げて爆発的に喜びを表すなんてこれまでなかなか無かったけど、それほどまでに待ち焦がれて、夢見た勝利やったんやなって思ったブヒね。
Campeón!! 🇪🇸 🌈 @alejanvalverde @RFECiclismo #InnsbruckTirol2018 pic.twitter.com/hpGdGZ2Iw6
— UCI (@UCI_cycling) 2018年9月30日
When you thought @petosagan 🇸🇰 was gone… He’s still around! 😁 #InnsbruckTirol2018 pic.twitter.com/hLT849xKiA
— UCI (@UCI_cycling) 2018年9月30日
今回の念願の初アルカンシェル戴冠で、ワシの毛根も大きな刺激を受けたブヒ。きっと毛もフッサーになるに違いない。アルカンシェルの奇跡が起こるんや!
実はワシが見始めたのは、最後の20分ぐらいやったかな。最後の周回が終わり、周回コースから外れた「地獄」の坂に先頭の4人が入ったところからやった。今回は、そこから見てて感じたことをちょろっと書く。
2018世界選で思ったこと
①フランスのエース、ロマン・バルデについて
Un grand merci pour vos encouragements, dans la difficulté mais à ne jamais rien céder. Sur @LeTour on souffre, quelque soit son rang, mais c’est la façon dont on s’en remet qui donne un sens à l’aventure 🙏 pic.twitter.com/pQFioUyDju
— Romain Bardet (@romainbardet) 2018年7月26日
ロマン・バルデといえばフランスが誇る期待の超級クライマー。明らかに細すぎる肉体がその証。実にフランス的な甘いマスクをしてるけど走りは熱いというギャップ萌え。
ただバルデがツールで総合優勝できるような未来があるかというと、ほぼその可能性はないやろね。たしかにクライマーとしては超一流やろうけどね。ワシがそう思うには次の2つが大きな理由。
- TTが弱い
- チームSkyに匹敵できるようなチーム力を持ってない
2つ目のチーム力についてはチームSky以外は同じような条件ではあるけどね。
で、おまえら今年のストラーデ・ビアンケ覚えてるかな?泥沼決戦と化した最悪のレースとなったあの日のことを。コンディションは最悪のサバイバルレースやったやろ。
その時、シクロクロスの世界王者ファン・アールトとともに抜け出し、最終盤まで逃げ続けた熱い走りを見せたのがロマン・バルデやった。ファン・アールトにも決して負けない、いや随所にそれ以上の走りを見せてた。
そして今回の世界選。アップダウンの連続と激坂のコンビネーション。超級クライマーだけに登りは当然強いわけやけど、それでもライバルたちが崩れ落ちていく中しっかりと最後まで残ってた。コンディションの調整も上手く行ってたんやろうけど。
さらに去年のツールでもクライマーなのに、危険な下りで攻撃をガンガンしかけていく熱い性格。
これらのことを考慮すると、バルデはもうワンデイクラシックをメインにしたほうがええんとちゃうかと思う。
まだ若いからいったんグランツールの総合優勝は置いておいて、クラシック向けに体を作ったほうがええんとちゃうかと。すなわち、体重を増量して筋肉を増やしてアタック力とつける。さらにそうなるとたぶんTT能力もあがると思う。そうやってクラシックでの力とTT力を向上させた上で、その後グランツール総合優勝用の肉体にしていくのはどうやろね。まだ27歳やから、数年は余裕あると思う。
ちょっと出自は違うけど、ある意味でゲラン・トーマス同様の発展の仕方といったらわかるかな。「G」型のキャリア形成がええんとちゃうかなと。
ま、素人の戯言やけどね。才能・実績は折り紙つきやからなおさらそれを期待してまうな。
②イタリアのエース、ジャンニ・モスコンについて
#giannimoscon #teamsky2018 #tuttosport pic.twitter.com/F6X9KuIXrf
— FAN CLUB GIANNI MOSCON (@FanClubMoscon) 2018年9月4日
イタリアチームは当初はニバリをエースにする予定やったけど、ニバリ自身がそれを望まず、モスコンにエースを託した。
https://bikenewsmag.com/2018/09/25/news-about-nibali-and-barguil/
モスコンは最後の最後の登りで遅れたけど、逆にいえばそこまでバルベルデ、バルデ、ウッズについていけてたわけ。
そのモスコンを見て、正直ワシは「最後までモスコン残ってるんか!?」とびっくりしたわ。予想外やった。
そういう点ではモスコンは頑張ったと思うし、ニバリがモスコンをエースに指定したのもええ判断やったと思う。
③デュムラン(大)について
“I left a bit of a gap in the sprint but I was completely empty and couldn’t do anything anymore. It’s too bad to just miss the podium but I gave it everything I had.” – @tom_dumoulin on 4th at #InnsbruckTirol2018 today.
📝 https://t.co/DyVe4dYUnO pic.twitter.com/tv65fAjqwB
— Team Sunweb (@TeamSunweb) 2018年9月30日
デュムランと聞くと、どうもスパゲティの小麦のデュラムを思い浮かべてしまうブヒねぇ。
そのDMLN(大)は、今年ジロとツールにダブルに挑戦して両方とも惜敗。そしてツール後は「アカンわ。もう体がゾンビみたいになっとる」と言うてたわけやけど、いやーちゃんと仕上げてきたね。TTはアカンかったけど、ロードのほうでは最後の熱い追い上げが刺激的やったね。
ワシもまさか追いついてくるとは思わへんかった。多少先頭の3人が牽制っぽかったのもあったやろうけど。DMLN(大)より先にいたモスコンは追いついてこれなかったしね。自力の差というかなんというか、「やっぱりTT強いとちゃうな」という印象。母国オランダの実況もかなり熱かったやろうと予想。最後はDMLN(大)!DMLN(大)!DMLN(大)!と名前を連呼しまくってたんとちゃうかな。知らんけど。
④マイケル・ウッズ
“I had Juanma in my ear telling me to do it for my family, and I just channeled all my energy into thinking how tough this year has been. I used my little guy Hunter as inspiration.” – @rusty_woods
Full report out of #LaVuelta18: https://t.co/Gzzs3dJnL4 pic.twitter.com/HcSFioaFxo
— EF Education First – Drapac p/b Cannondale (@Ride_Argyle) 2018年9月12日
あとは予想外すぎるといえば、マイケル・ウッズよ。まさか最後の最後まで残ってるとは。いやー強いわ。
もちろん今年のブエルタで感動的な、妻と天国の子供に捧げる勝利を挙げたわけで強いわけやけど、それでもチーム力が劣るカナダチームにあってゴールラインまで競い合うとはね。
ブエルタで勝てたことで自分の能力に自信がついてモチベーションが高かったこと、そしてブエルタでの好調をそのまま世界選に持ち込んだんやろね。今回の世界選での強く走れたことが来年へのモチベーションと自信につながるやろうから、来年からも活躍が楽しみやね。ひょっとしたら、リオ五輪で一気に花開いたGVAみたいに、来年はウッズの飛躍の年になるかもね。
さて、いよいよロードレースも残すは落ち葉のクラシックぐらい。イル・ロンバルディアはしっかりと見たい。またニバリが勝つか、それともバルバルデが勝つか(出るんかな?)、アラフィリップやKWSKたちが奮闘するか?
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(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)
日本は台風でしたが、向こうは熱いレースでしたね〜。
やはりワンデイレースの最高峰である世界選手権ですね。
おめでとうバルベルデ!
次の楽しみは、バ師匠の虹色ジャージがどんな感じになるのかブヒね。それにしても元気なおっさんブヒ。
見事パルベルデが獲りましたね。アラフィリップ千切れてワタシの予想は外れましたが、史上二番目の年長優勝は素晴らしいの一言!
また、金メダルをかけてあげたのがサガンというのにも驚きましたが(そんなのアリなのか!? いつサガンがプレゼンターになるのが決まったのか!?と疑問だらけ^ ^;)、二人のハグしてる姿に感動を覚えました。
新旧王者サガンとバルベルデのコンビは新鮮かつ感動的だったブヒね。ひょっとしたらサガン自らレース前に提案してたのかも?
サガンからの提案の可能性はあるかもしれませんね。
そのサガン、4周回残してDNFになってしまいましたが、自分向きではないとんでもなく厳しいコースなのにDNSせず、果敢に挑戦したのは世界王者の維持と責任感なのかなぁと。