Enter your email address below and subscribe to our newsletter

なぜサガンはアルミバイク「Specialized Allez Sprint Disc」に乗っていたのか?

Share your love



ツアー・ダウンアンダー は今日から本格的にスタート。つまり、第1ステージが今日から開始する。一昨日のツアー・ダウンアンダーClassicという名称のクリテリウムレースは前座。


そしてそのClassicで世間を驚かせたのが、ピータ・サガンが乗るバイク。ご存知のように、なんとカーボンフレームではなく、プロ用カーボンフレームに比べるとかなりお安いアルミフレームのバイク、Specialized Allez Sprint Discに乗ってた。


一体なぜなのか?


情報源:Why did Sagan race an alloy Specialized Allez Sprint Disc road bike Down Under?




サガンとSpecialized Allez Sprint Disc





①サガンが乗ったSpecialized Allez Sprint Disc



サガンが普段、というか今年もずっと乗るであろうバイクがS-Works Venge Disc。たぶんやけど今年はステージレースはディスクブレーキがメインで、クラシックはリムブレーキか?


さてアルミフレームのSpecialized Allez Sprint Disc(以下、ASD)やけど、フレームはSpecialized社のちょっと特別な製造技術が採用されてる。D’Aluisio Smartweld Sprintテクノロジーと名付けられてるもの。


それが何なのかは同社公式サイトみといて。


Specialized公式:Allez Sprint Comp Disc


またフレームに使われてるアルミは、同社特製(?)E5アルミ。


ASDのPVをどぞ。



このASDに対して、普段の最新型S-Works Venge DiscはこれまでのVengeよりも軽く、そして快適に仕上がってる。しかもエアロロードバイクなわけやから、非常に幅広く使えるオールラウンダー。


しかし、快適性をも兼ね備えたがゆえに、スプリント時の剛性という点ではアルミのASDのほうが上。さらにASDはディスクブレーキ仕様だけに、リムブレーキ版に比べると、ディスクブレーキのブレーキングパワーに耐えられる剛性を上乗せしとるわけで。


もちろん、このASDもエアロ仕様のフレーム。そのフレームをつなげる溶接部分はちょっと特徴的。次の画像を見ておくれ。


©2017 BikeBoardMedia, Inc. 上記情報源ページより。Specialized Allez Sprint DiscのBB付近の溶接


こんな感じ。


さてフレームはこんな感じのアルミなわけやけど、フレーム以外はほぼ普段のS-Works Vengeと変わらへんもよう。


すなわち、


・シマノDura-Ace R9170 Di2(ペダルもクランクもDura)
・Specializedブランドのパワーメーター
・チェーンキャッチャーはK-Edge
・CeramicSpeedのベアリング(ペダルの中だけ?)
・ホイールはROVAL CLX 64
・タイヤはSpecialized Turbo cotton チューブラー
・ステムはShimano Pro
・サドルはSpecialized Romin(ナロー版。サガンの愛用品)
・フォークはTarmac SL6と同じFACTカーボンフォーク
・シートポストは Vengeと同じFACTカーボンシートポスト


となってる。


なお、情報源記事中のASD画像は、Specializedが送ってきた写真なんやけど、たぶんサガンのASDではなく、チームメイトJay McCarthyのやつらしい。サドルが違う。





②なぜアルミバイクに乗ったのか?


で、なんでアルミバイクに乗ったんか?という話やけど、理由は次の2つやと思う。


理由1:営業目的・広報目的
理由2:クリテリウムレースの特性


理由1については、いうまでもなくSpecialized社のビジネス上の利益のためやね。普段はカーボンフレームに隠れて目立たないレース用アルミフレームやけど、「サガンが実戦で使った!」という営業文句を添えれば、華々しくアピールできるからね。たぶん。


理由2については、今回のクリテリウムレースは1周1.9㎞の平地をグルグル回るものという特徴があったからね。最後は当然にスプリント合戦になるわけやけど、そこに至る過程でも、鋭いコーナーを連続して定期的に数多く処理せなアカンわけ。


そうなるとコーナーでの立ち上がりでの加速が重要な要素になる。


つまり、綺麗な舗装路の平地でコーナーが多く、スプリントを断続的にしかける必要がある。


こういう特性があったレースだけに、別に最上位カーボンフレームでなくても、単純にスプリントだけに特化したフレームでも問題ないという判断やったんやろね。(´・ω・`)知らんけど。



Share your love
piginwired
piginwired
Articles: 7046

2 Comments

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!