2017ブエルタ勝者「選手の9割はドーピング」
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情報源:‘In cycling there is 90 per cent doping,’ says Stefan Denifl’s lawyer
オーストリアの選手でプロコンチネンタルチームAqua Blue Sportに所属していたStefan Denifl。これまで何度か記事にしてきたドイツ当局とオーストリア当局による国際的なドーピング捜査Operation Aderlassで、当局のガサ入れを受け、ドーピングを認めていた。
現在32歳のStefan Deniflは2017年ブエルタ・エスパーニャの第17ステージで優勝した選手。かつてはトレック・レオパードやヴァカンソレイユ、IAMサイクリングなどにも所蔵していた。
そして2014年から2018年にかけてドーピングをしたことで、スポンサーや主催者などをだましたとして詐欺などの罪により訴追され、最近その裁判が始まっていた。その審理の中で同選手の弁護士が、「プロトンの選手たちの9割がドーピングをしている」と驚くべき主張を展開。
またStefan Deniflは、こうも述べる。
“I am not a criminal”
訳「ワシは悪くないもん、犯罪者ちゃうもん。」
“I wouldn’t have got a contract without doping.”
訳「だいたいドーピングせーへんかったら、チームとの契約なんて無理やったもん」
なんとまぁ呆れる言いぐさよ。世間の人間からすればまさに「(´・ω・`)知らんがな」である。プロトンの選手からすれば「お前、何アホなこと言うてくれてんねん」である。
ただ気になるのが、「ドーピングしなければ契約ができなかった」という発言の趣旨。詳細は不明だが、2つの趣旨が考えられる。
1つは、ドーピングしなければ実績が出せず、実績がないならプロ選手として契約相手を探すことはできない、契約の話がやってこないという趣旨。
もう1つは、契約先のチームから「うちのチームと契約したければ、チームの指示通りにドーピングしろ」という条件(脅迫?)を受け板という趣旨。
これら2つのうちどっちだろうか。まさか後者とは考えにくいけど…うーん・・・