プロのバイクと一般人のバイクとの違いについて
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プロのバイクと、我々一般人が使うバイクはどこが違うのか?その5つの違いをまとめて記事から、今回はある項目についてだけご紹介。
情報源:Top 5 ways pro bikes are different to yours
上記情報源記事には、プロと一般人のロードバイクの違いが5点書かれている。しかし、ブタが特に紹介したい違いは、ディレイラーハンガーについて。
そもそもディレイラーハンガーとは、言うまでもなくフレームとリアディレイラーをつなぐ役割を果たす部品。
みなさんご存知のように、落車したときには、あえて「壊れるように」作ってある。
というのも、もしディレイラーとフレームががっちりとくっついていると、落車してディレイラーが地面に衝突すれば、そのダメージがそのままフレームへ伝わってしまう。カーボンフレームならばそれがどんな事態を引き起こすか、想像に難くない。
そこで、そういった事態を防ぐために、あえて壊れやすいディレイラーハンガーが衝突のダメージを引き受け、そこが破断することで、フレームに伝わるダメージを最小限に食いとどめる。そんないわば、緩衝材的な役割を果たしているのがディレイラーハンガー。
人の不幸を引き受けるべく宿命づけられている。そんな悲しい運命を背負うパーツである。だからこそ、人はディレイラーハンガーを愛し・・・・いや、そこまでの思い入れはないな。まぁ、組織でも緩衝材となる人材が必ず必要である。
しかし、なぜプロと一般人のバイクでは、ディレイラーハンガーに違いがあるのか?落車するのはプロでも同じはずやし、どう考えてもプロのほうが落車する回数は圧倒的に多いはず。
その答えは、プロの場合はスペアバイクが用意されているという点にある、と記事には書かれている。
Pros don’t need to worry about this because there’s a spare bike waiting for them on their team car, so it’s much better to have a stronger direct-mount mech hanger, which will, in theory, also improve shifting and put up with a few more of the inevitable bumps and knocks that happen during racing.
訳「プロは、フレームの破断を気にしなくてもかまへん。なんでかというたら、チームカーにスペアバイクがあるからや。だから、一般人のバイクと比べて強度のあるダイレクトマウント方式のハンガーを採用するほうがずっと合理的や。また理論的にいうと、それによりよりカッチリとした変速が可能になるし、レース中に不可避ないろんな衝撃にも耐えやすいやろね」
プロのバイクは、フレームとリアディレイラーの連結をより強度にしてあるってことやね。両者の間に「壊れやすい」ものがあるってのは、いわば、両者の関係性を薄めるということになるわけで。
そしてそもそもそんなハンガーを利用する目的はフレームの保護やけど、プロはスペアバイクあるから、フレームの保護はそこまで過敏になる必要はない。
となれば、「壊れやすい」普通のハンガーはいらないやん?ってわけやね。プロは、フレームとディレイラーの関係性を強める方向へと向かうというわけか。
弱いハンガーにより、路面からの衝撃でディレイラーが揺れて変速性能が落ちるというのが理論的に考えらえる。かっちりとフレームと一体化させることで、そうしたデメリット、リスクを少しでも減らそうというけやね。ほんまかいな。