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シマノが26%以上の減益(自転車部門営業利益)。2020年度第1四半期短信について

シマノの2020年第1四半期の自転車部門の決算

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日本が誇る世界を支配する企業の1つ、シマノ(Shimano)。そんな同社の2020年度第1四半期の決算報告(短信)が公開された。(→シマノ公式の決算報告PDF:2020年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

その短信によると、

自転車部門の売上高:588億6800万円(前年同期比15.4%減

自転車部門の営業利益:102億9800万円(前年同期比26.1%減

となった。

シマノの大幅減益の理由は?



この結果に至るまでの市場の環境については次のように記載されている。

欧州市場では、年始からの暖冬もあり完成車の店頭販売は電動アシスト車を中心に好調を維持していましたが、3月後半から新型コロナウイルスの影響を受けて急激に鈍化し、市場在庫は急速に高まりました。


北米市場では、天候に恵まれ好調に推移していた完成車店頭販売が、3月に入り新型コロナウイルスの感染拡大を受け急激に減速し、市場在庫は高い水準となりました。


中国市場では、新型コロナウイルス蔓延の影響で店頭販売は低迷しました。一方、市場在庫は概ね適正に推移しました。


南米市場について、ブラジル市場は政情不安等による店頭販売の停滞から回復基調であったものの、3月後半に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け急速に鈍化しました。通貨安が続くアルゼンチン市場は低迷が続きました。


日本市場では、通勤通学用軽快車と中高級スポーツバイクの店頭販売は低調に終わりましたが、電動アシスト車は引き続き好調を維持しました。市場在庫は概ね適性水準を維持しました。


このような市況のもと、高級マウンテンバイクコンポーネントの「Deore XT」や「SLX」、グラベル・アドベンチャーコンポーネント「GRX」が好評を得ました。また、電動アシストスポーツバイクコンポーネント「SHIMANO STEPS」も高い評価を得ました。



やはり、新コロ助の影響が大きいブヒね。そして、そんな状況でも市場を牽引したトッププレイヤーは、「グラベルロード」と「電動アシスト自転車」であることがわかるブヒね。

つまり、自転車業界の未来は、「電動アシストグラベルロードバイク」!?

(‘A`)それオートバイ・・・

なお、シマノのもう1つの柱の釣具部門は、売上高が前年度同期の0.3%減にとどまっている。この点、自転車部門比べると売上の落ち方が緩やか。釣具部門も新コロ助の影響を受けていると報告がなされているが、この大きな違いとなっている。

なお、シマノ全体での経常利益は233億4000万円(前年同期比61.8%増)。これは為替による差益が大きかったもよう。

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