フルーム「ツールに出られる状態じゃなかった」
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昨日(月曜日)から始まった今年のティレーノ~アドリアティコに、INEOS Grenadiersからクリス・フルームとゲンラト・トーマスも出場している。ツール・ド・フランスのメンバーは当然このレースには出場していないが、それでも各チームのエースばかりを集めたようなレベルのチーム編成となっているのは、さすがの層の厚さである。
We’re heading into the final 30km on this opening day of #TirrenoAdriatico. The break are almost caught, with a bunch sprint expected in Lido di Camaiore. pic.twitter.com/KjCOnLMbth
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) September 7, 2020
そんなフルームが、ツールの選出から漏れたことについてインタビューに答えている。
情報源:Chris Froome: I wasn’t where I needed to be for Tour de France
ツールのメンバーに選ばれなかったことについて
Welcome to the @INEOSGrenadiers
— Chris Froome (@chrisfroome) August 26, 2020
I’m here for a good time not a long time ✌️😊
Let’s smash 2020 👊 pic.twitter.com/SoS9Ijc0kQ
記者から「ツールにメンバーに選ばれなかったときは、どう思った?びっくりした?がっかりした?」と問われ、次のように答えている。
“No, not hugely so,”
訳「いや、そんなに大きな衝撃はなかったね」
“I understand, 100 percent. I could feel myself that I wasn’t where I needed to be.”
訳「自分のベストコンディションというのは理解しているし、当時はやはり自分はツールで必要とされるコンディションになかったと思えたしね」
来年、ISRAEL START-UP NATIONに移籍することについて
A little bit of off-roading today 🚵🏼♂️
— Chris Froome (@chrisfroome) August 20, 2020
The work continues 💪 @lavuelta 🇪🇸❤️ pic.twitter.com/GTk4MktBpR
次に、来年の移籍について。周知のとおり来年からはISRAEL START-UP NATIONで走ることになり、そこでツール・ド・フランスの5勝目を狙うことになる。しかし、懸念されるのは年齢。もう来年36歳である。いくらロードレース界も引退が遅くなっているとはいえ、やはり引退が見えてくるお年頃である。そういったことについて、フルームは次のように述べる。
“I wouldn’t have signed up to a programme like that if I didn’t believe it’s possible,”
訳「もしツール5勝目が無理だと思うならば、移籍契約にサインはしていなかったよ」
“I enjoy it when people say that. It gives me a bit of extra motivation, but only time will tell.”
訳「世間が来年についていろいろ言っているを聞いて、楽しんでる部分もある。それがちょっとしたモチベーションになったりもしてるのよ。でも結局は時がくればわかることやね」
反骨精神というか、なんというかまだまだ闘志は衰えていないという感じ。「おっさんを舐めんなよ。目にもの見せてくれるわ」という心意気だろうか。
某スペインチームでは40歳のおじさんもまだまだグランツールを走っているわけで、そんな40歳のおじさんよりも先にグランツールから降りてはいけない。コンディションさえ整えられれば、いろんな意味で来年のツールの主役となることは間違いないであろう。ファンを楽しませるため頑張ってもらいたい。そのためには、今年は怪我をしないで終えてもらいたいものである。
フルームとトーマスは、ツールにピークを合わせることができず、残念。
しかし、それで出場しても結果が全てのプロ選手は評価を落とすだけ。
GMと監督の判断は正しいと思うし、二人も納得でしょう。
このへんのチーム方針のブレのなさ、一貫性が重要ブヒね。
変にブレてしまって、現在の実力じゃないもので選ぶとあとで組織はガタガタになってしまうもの。
こういう人事(?)の一貫性こそが、みんなの納得・理解を確保し、組織としての一体性・強さをキープするために大切ブヒね。
どーなんでしょうねぇ、ブルームが卓越した選手であることは間違いないとしても、個人の能力だけでは絶対に勝てないわけで、優れたタレント揃いで選手層が厚いスカイ-イネオスだったからツール4勝できたと見てますが…
相当補強しない限り、来年いきなりツールでフルームを勝たせるレベルにはならないのでは?
にしてもワタシのお気に入りダン・マーティンは何を思う…
ダンマーは以前、フルームと役割分担&共存可能と、そして本人はクラシック&ステージ優勝を中心に狙うほうが自分に向いてると言ってたので、
自分に余計なプレッシャーがかからなくなり、自由に走れるようになるので肯定的に受け止めているようブヒね。
本人コメントとしてはそのように言ってましたね。ただアイルランド人は心優しいからなぁ、本音は少し抑えてるようにも思えますけど。
でもほんと役割分担できてお互いにプラスになるようになってほしいですね。そしてフルームの5勝クラブ入りを見てみたい(でもさすがに来季は無理でしょうが…)