骨折のダン・マーティンが復活へ
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顔はどこか抜けたような顔だが、ハートは熱い。そんな男が好きなみなさんに朗報。昨日のツール・ド・フランス第13ステージで、熱いアイルランド人、ダンマーことダン・マーティン(Dan Martin)が復活の兆しを見せてくれた。
ダン・マーティンはツールの直前、クリテリウムイ・ドーフィネ(Critérium du Dauphiné)で落車し、仙骨を骨折。当時はほとんど歩けないような状態だったらしい。
Taking today as a personal victory. The result wasn’t what our ambition wanted but 4 weeks ago I could barely walk after fracturing my sacrum. Today I finally felt like I could push again. Hope to get the right break again soon.
— Dan Martin (@DanMartin86) September 11, 2020
しかしそんな状態でもツール・ド・フランスに参戦。これまでは安全に、そして調子を見ながら走ってきたようだが、ついに昨日は大きな動きを見せた。なんとスタートしてしばらくの序盤でメイン集団から逃げ集団に飛び込んだ。
実際海外メディアでのインタビューを見ていると、ツール第1週目は精神的にもかなりつらい状態だったらしいが、そこから少しずつ回復していき、そして昨日においては骨折した箇所も全く気にならないような良好な状態だったらしい。だからこそ序盤から積極的に動けたとのこと。
He gave us everything he had, our Irishman @DanMartin86. And although it wasn’t enough to win, we could not ask for more. Dan: ”I am treating today as a victory in itself as I felt like me again.”. Welcome back, Dan. @LeTour #TDF2020 #BelikeMoti pic.twitter.com/Qft0YGHioN
— Israel Start-Up Nation / Israel Cycling Academy (@YallaIsraelSUN) September 11, 2020
ステージの結果としては優勝者から4分半の遅れで11位。本人は「選手としては結果に残念だが、自身の怪我からの回復は良好でホっとしていること、そして今後もステージ優勝を目指し頑張る」と述べている。
怪我は回復していても、心肺能力などその他の能力が100%なのかはまた別の話。
しかし、やはりこの男の攻撃がなければ山岳ステージの盛り上がりもどこか物足りない。また、ツール後も世界選手権や秋のワンデイレースなども控えている。リエージュでも2013年以来の優勝を狙ってほしいところ。
いよいよツールも最終週へと入っていく。超級山岳で果敢にアタックをするダンマーを見てみたい。
いいですねダン・マーティン!
久々の勇姿が見れて嬉しかったですねぇ。来季はフルームがくるから、その前に良い成績を残してほしいものです。