アラフィリップがAG2Rへ移籍?AG2Rが2022年の獲得を目指す

現在「最強」といえるフランス人といえば、そう、Deceuninck-QuickStepの世界王者ジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe)である。近年の勝ちっぷりはすさまじいものがある。

そしてそんなフランスの英雄をなんとしてでも手に入れたいのがやはりフランスのプロチーム。そしてどうやらAG2R Citroënが2022年に向けたアラフィリップ獲得競争に名乗りをあげる可能性が高い。

情報源:AG2R Citroën eye Julian Alaphilippe as 2022 Tour de France leader

実際に情報源記事ではAG2RのマネージャーVincent Lavenuが、アラフィリップ獲得の意思を認めている。

来年からAG2R Citroënへと変わる同チームは、知っての通りグランツールの絶対的エースとして長く君臨してきたロマン・バルデがTeam DSM(旧サンウェブ)へ移籍することになり、チーム作りと戦略を一気に抜本的に方向転換。来年からはステージ優勝のゲリラ戦またはクラシックに注力することになる。

ただ、チーム作りを長い目で見た場合、そういったクラシック偏重は来年とその後の少しの間だけ、いわば一時的なものであるようで、やはりツール・ド・フランスのパリで最後に表彰台に立つ総合エースを持ちたいとの考えのもよう。

そしてまさにそれを叶えるのが、ジュリアン・アラフィリップの獲得ということになるか。

アラフィリップとDeceuninck-QuickStepとの契約は来年までである。よって2022年の移籍が最短となるが、それが実現するかはなかなか難しいところ。あれほどの選手である。どこのチームも欲しがるのは間違いない。

また上述のように、アラフィリップ獲得に成功すれば、AG2Rとしてはおそらく彼を総合エースに据えるであろうが、アラフィリップがそれを望むかどうかはまた別問題。

フランスの有名自動車メーカーのCitroënが新スポンサーということで、アラフィリップ獲得を相談すれば「よっしゃ!奮発するで!なんとしても獲得するんや!」と気前よくポーンと予算を増額してくれる・・・かもしれない。

2 thoughts on “アラフィリップがAG2Rへ移籍?AG2Rが2022年の獲得を目指す

  1. フランスチームでフランス人がイノー御大以来のツール総合優勝はまさしくフランス中の悲願でしょうねぇ
    19ステージまでマイヨジョーヌ守ってたら、それこそもう当事者もだし、プロトンも忖度プレッシャーがとんでもないことになってそう(^.^;)

    でも万年金欠のクイックステップだから、栗村さん曰く「大活躍して年俸が高騰すると翌年放出して上手く予算との帳尻を合わせる」のがルフェーブル爺ちゃんの得意技らしいので、アラフィリップくんも移籍の可能性は無いわけじゃなさそうですね
    ただ、何となくアラフィリップくんのことは孫みたいな感覚で可愛がってる雰囲気も感じ取れるので、お金の問題とは別に手放さないかもしれないですね

    1. ルフォーヴル爺さんとアラフィリップの絆はだいぶ強そうに見えるブヒね。
      今年だったか、なんかのレースで勝ったときも、アラフィリップはゴール後すぐに爺さんに向かって「見てた?ねぇ見てた?俺が勝ったの見てた?」みたいにはしゃいでたはず。

      でもお互いの理解があるからこそ、アラフィリップもチーム存亡の危機となれば、すすんでチームを去る決断をするかも?

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