最も空気抵抗の少ない最速ハンドル？「SPEECO Aero Breakaway」が日本で取り扱い開始！

以前、このブログでヤバいハンドルを紹介したことを覚えているだろうか。「【合法？違法？】超エアロな次世代ハンドル「Speeco Aero Breakaway Bar 」が爆誕」という記事だ。

このハンドルがどのようなものかといえば、次の画像を見ればすぐわかってもらえるだろう。

ロードバイクのポジションは、肘を直角にしたブラケットポジションが最も空気抵抗が少ないとされる。（参考：過去記事「エアロロードバイクとTTバイクはどれほど速さに違いがあるのか？トレーニング不要ですぐに速くなれるアイテムとは？」）

この過去記事で紹介したデータを再び掲載しておこう。

この実験はBoardmanのエアロロードバイクAIRとTTバイクのTTEを使った実験である。AIRを使った普通のロードバイクのポジション（TT用のDHバーなし）としては「イ」の場合が最もワット数を節約できている。

この「イ」のエアロポジションというのは、ブラケットを握って肘を直角にし、肘の下をハンドルの載せているようなスタイルのことだ。

また同種の実験結果として、最新のデータとして海外メディアCyclingtipsの「REAL-WORLD AERO TESTING: WHICH HAND POSITIONS ARE FASTEST?」という記事も参考にどうぞ。

そしてSPEECOのAero Breakawayハンドルは、まさにそのエアロポジションを容易かつ自然にとれるようにするためのハンドルだ。

今回そのAero Breakawayハンドルが日本市場での取り扱いが決定。国内通販でおなじみのワールドサイクル（WORLDCYCLE）が注文を受け付けることになった。

ワールドサイクル：カスタムオーダーのハンドルはじめます～SPEECO（スピーコ） ABB-The Aero Breakaway Handlebar

価格は￥237,600（ 税込）となっている。たしかにハンドルとしては高いが、使用者の体型に合わせたカスタムメイドでカーボン製、しかも秘密兵器となるアイテムだけにこの価格は仕方ない。

正確にはワールドサイクルの通販サイトで取り扱うのではなく、ワールドサイクルを展開するベックオン社の実店舗で注文を受け付けることになる。

このハンドルだが、上記過去記事でも書いたがUCIルール上は現時点ではセーフである。たとえ今後ルール改正によりアウトになったとしても、UCI系のレースにでなければアウトだろうがセーフだろうが関係ない。つまり一般ユーザーが普通に使う分にはUCIルールなんてどうでもいいので、たとえ24万円を払ったとしてもそれが無駄になることはない。

そういう意味では、ブルベやロングライドほどこのハンドルは真価を発揮するのかもしれない。