財政難でイタリアのVini Zabùが消滅危機
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イタリアのProTeamであるVini Zabùが財政難でチーム消滅の危機に瀕しているようだ。イタリア紙のガゼッタ(La Gazzetta dello Sport)がそのように報道している。
情報源:Vini Zabù, futuro a rischio: l’Italia può perdere un team professional
ガゼッタ紙が詳細な情報を掲載しているわけではないが、チームのメインスポンサーであるVini Zabù社がもうすぐベルギーのワールドツアーチームのアンテルマルシェ(Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux)とスポンサー契約をするのではないかという噂があるらしい。
もしそうなれば現在のチームVini Zabùは見捨てられることになり、チーム存続には新たなメインスポンサーを見つける必要が出てくる。コロナ禍のこのご時勢にメインスポンサー探しは相当の困難を伴うことは想像に難くない。特にイタリア経済の規模・実力を考えるとなおさらだ。
同チームで最も有名な選手はスプリンターで、元チームCCCのヤコブ・マレツコ(Jakub Mareczko)だろうか。チーム解散となれば、マレツコはどこにいくのだろう。ひょっとしたらアンテルマルシェに移籍か?
今年のVini Zabùはなんといっても、所属選手のマテオ・デ・ボニス(Matteo De Bonis)のドーピング発覚の余波で、ジロ・デ・イタリアを撤退することになったニュースが記憶に残っている。
もともとは昨年のコロナ禍で10月開催となったジロ・デ・イタリアでのドーピング検査で、マッテオ・スプレアフィコのエノボサルム(オスタリン)使用が疑われ、その情報がUCIに提出されていたが、今年の3月にはマッテオ・デボニス(イタリア)がレース外のドーピング検査により、尿サンプルと血液サンプルの両方でEPO(エリスロポエチン)を使った疑惑が浮上。
その後のUCI懲戒委員会により、チームに対して30日間のレース出場停止処分。この事件が今年のジロ・デ・イタリアからの撤退をチームに余儀なくさせた。
この件がVini Zabù社のスポンサー離脱を決断させた可能性はあるだろうし、また代替スポンサー確保のハードルをさらに上げるものになっているかもしれない。
報道通りならば、今年はプロチームだけでDELKOとVini Zabùの2チームが解散ということになりますね。どちらもやらかしたチームなので、あまり同情もありませんが。
クベカもまだどうなるか分かりませんから、何にせよ色々と厳しいですなぁといった感じです。
そしてEOLOは来年もジロには出場できそうですね。
EOLOは立ち上げこそなかなか苦労したみたいブヒが、今年は安定した運営だったと言えるブヒね。
選手もしっかりと走れていたし、ジロでも初参戦でロレンツォ・フォルトゥナートがステージ優勝という快挙。
ひょっとしたら来年に向けてスポンサーも増えているかも?
来年が楽しみブヒね。