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来年のツールはマチュー・ファン・デル・プールもポイント賞狙いへ。ワウト・ファン・アールトとのマイヨ・ヴェール争いの激化必至!

来年のツール・ド・フランスでは、マチュー・ファン・デル・プールもマイヨ・ヴェール争いに参戦へ

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これまでこのブログでもJumbo-Vismaのベルギー人スーパーオールラウンダー、ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)が来年のツール・ド・フランスでポイント賞ジャージ(マイヨ・ヴェール)を狙う意向だと紹介してきた。

関連記事:ワウト・ファン・アールトの来年のツールでのポイント賞狙いと各チームへの影響

そしてそんな彼とシクロクロスでもロードレースでも最大のライバルが、オランダが誇る化け物マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)。競馬でいうなら、テンポイントとトウショウボーイ?

そしてどうやらそのライバル関係は来年のツールでのポイント賞争いでも続きそうだ。

情報源:Broers Roodhooft branden van ambitie: “Ik denk dat wij ook voor de groene trui moeten gaan”

というのも、マチューの所属するアルペシン・フェニックス(Alpecin-Fenix)のボスが、来年のツールでスプリンターのヤスパー・フィリプセン(Jasper Philipsen)または化け物マチュー・ファン・デル・プールによってポイント賞を獲得することを狙っているからだ。

マチューは今年にツール・ド・フランス初デビューを飾り、「3週間のレースなのに、ワンデイレースみたいに毎日を全力全開で走るとかおかしいやろ・・・」と他チームの選手から言わそうな爆走ぶりを見せてくれた。もちろんマチューに総合優勝は絶対ムリだし、東京五輪のために早期リタイアするのが確定していたからこそ3週間のペース配分を考える必要がなかったという事情もあったわけだが。

実際に今年のツール・ド・フランスの第1週目は、多くの選手が「今年は最初からプロトンのスピードが速かった」と述べていて、それはマチューのそういった走りに影響され、ライバルチームも速度を上げざるを得なかったからと考えられている。

そして今年ProTeamランキングで1位だったアルペシン・フェニックスは来年度のツールにも自動的に招待される権利を有する。そのためマチューに何もなければ来年度のツール出場は確定的。

となれば、来年のツールでもマチューが爆走し、プロトン全体が初日から全開走行という可能性がある。しかも来年の第1週目には、Deceuninck-QuickStep勢やマチューの大好物がぎっしり。特にパリ~ルーベの石畳区間の登場もある。

そしてワウト・ファン・アールトはマチューよりもずっと山が得意。なにせ今年はあのモン・ヴァントゥを制した男。単純に考えればマチューよりもファン・アールトのほうがチャンスが多くて有利な立場にあると言えるかもしれない。つまり、マチュー(またはアルペシン・フェニックス)としては本気でポイント賞を狙うならば、取りこぼしは絶対に避けたい。狙った日はチーム全体で全開走行となるだろう。

そんなことを妄想すると、来年のツールは今年以上にプロトン全体がマチュー(とアルペシン・フェニックス)の動きに影響されることになるかもしれない。総合争いのチームにとってはえらい迷惑である。見てるファンからすれば「うおおおおおお!!」だろうが。

ただ他チームからすれば、マチューとファン・アールトを絶対にプロトンから抜け出させるわけにはいかないため、両名にガチガチのマークをつけて包囲網を形成するかもしれない。そうなると二人の動きも鋭さを欠き、プロトンも落ち着いて走行という場面も増える。

果たして来年のツールの前半は、二人のスターによって今年以上の混沌になるのか、それともライバルたちが完全に彼らを抑え込むのか。ファンは今からワクワクが止まらない?

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piginwired
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