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なぜクベカ・ネクストハッシュの消滅でアルケア・サムシックが得をするのか

なぜクベカ・ネクストハッシュの消滅は、アルケア・サムシックにとって嬉しいことなのか

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先日、チーム消滅の危機の真っ只中にある南アフリカのワールドツアーチームのクベカ・ネクストハッシュ(Qhubeka NextHash)がUCIによって来年度ワールドツアーのライセンスを認められなかったと紹介した。

関連記事:UCIが2022ワールドツアーチームを発表。クベカ・ネクストハッシュはワールドツアーライセンス喪失決定。ProTeamにもなれずチーム消滅がほぼ確定か?

つまり同チームは来年はワールドツアーチームとして活動できなくなった。またUCIによるその発表では同時に来年度のProTeamのリストも紹介されていたが、そこにも同チームの名前はなかった。よって1つ格を落としてProTeamとして活動することも難しいと思われる。

これにより同チームの消滅はかなり確定的になったのではと考えられるが、クリスマスイヴになんらかの奇跡が起こる可能性もなくはない。サンタさんヘルプ!

そんな状況を受けて来年度から今年は19チームあったワールドツアーチームが18チームになるわけだが、それで大きな恩恵を受けることになるチームがある。ナイロ・キンタナ(Nairo Quintana)やワレン・バルギル(Warren Barguil)のいるProTeamのアルケア・サムシック(Arkéa-Samsic)だ。

情報源:Arkéa-Samsic delight in WorldTour access following Qhubeka NextHash demise

どういうことかといえば、今年まではProTeamランキング1位のアルペシン・フェニックス(Alpecin-Fenix)だけが、グランツールを含む全てのワールドツアーに自動的に招待される権利を得られていた。これはワールドツアーチームが19チームあったからだ。

しかし来年はクベカ・ネクストハッシュがワールドツアーチームではなくなり、全18チームへ。つまり1つ枠が空く。

そこで来年からはProTeamランキング2位のアルケア・サムシックもワールドツアーに自動的に招待されることになるわけだ。

今年まではProTeam2位の同チームは、ワールドツアーのうちワンデイレースだけに自動的に招待される権利を得られていたが、グランツールはもちろんそれ以外のステージレースにも自動的に招待される権利は認められていなかった。

しかし来年からはグランツール含む全てのワールドツアーのレースに、アルペシン・フェニックスと同様に参戦することが可能となった。これはチームの方針や戦略、そして目標に大きな影響を及ぼすことになるだろう。選手のモチベーションやチーム内の競争意識にも火を付けることになるのではないだろうか。良い影響が期待できる。

正直、上述の「UCIが2022ワールドツアーチームを発表。クベカ・ネクストハッシュはワールドツアーライセンス喪失決定。ProTeamにもなれずチーム消滅がほぼ確定か?」を書いていた時点ではまったくそのことに考えが至っていなかった。この情報源記事を見て、「あ、たしかに」と気づいた次第。

なお今年までワールドツアーチームが19個だったのはUCIによるワールドツアー制度の改革に伴う時限的(一時的)な特別処置である。2023年からはワールドツアーは18チームに固定される予定になっている。

関連記事:UCIが2020年からワールドツアーチーム数を20へ!変更の理由とは?

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piginwired
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