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今夜はベルギークラシック戦線の第二戦、クールネが開催された。昨夜の石畳の登りがきついオンループとは異なり、スプリンター向けのレースだ。
そのため、ロット・スーダルのカレブ・ユアン(Caleb Ewan)、クイックステップのファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)、アンテルマルシェのアレクサンダー・クリストフ(Alexander Kristoff)、さらには昨日ワウト・ファン・アールトにしてやられたソンニ・コルブレリ(Sonny Colbrelli)、そして今年から新天地のTotalEnergiesで走るピーター・サガン(Peter Sagan)も出場。
目次
大会公式サイト:kuurne-Bruxelles-Kuurne
今年のコースや参加チーム・選手のリストは以下の画像を見て欲しい。
🇧🇪Kuurne-Bruselas-Kuurne 2022
— NotiCiclismo ▶ 🇧🇪 #KBK22 (@Noticiclismo1) February 27, 2022
📍Kuurne 🏁Kuurne
📏204k
📈Desnivel+ 1814 m
🏔 13 Muros
🧱6 sectores adoquinados
📋Inscritos: https://t.co/YztlBVvdCe
📕Previa: https://t.co/c8j6HuatTh
📺Señal en VIVO: https://t.co/f0PP08y308
🇧🇪 #KBK22 #KBK #KBK2022 #Ciclismo #Noticiclismo pic.twitter.com/RZuKd9UUlm
昨年の2021クールネのトップ10とハイライト動画は次のとおり。
1位 | マッズ・ピーダスン | Trek-Segafredo |
2位 | アントニー・テュルジス | Total Direct Energie |
3位 | トーマス・ピドコック | INEOS Grenadiers |
4位 | マッテオ・トレンティン | UAE-TeamEmirates |
5位 | イエンセ・ビエルマンス | ISRAEL START-UP NATION |
6位 | ソンニ・コルブレッリ | Bahrain Victorious |
7位 | ニルス・ポリッツ | Bora-hansgrohe |
8位 | グレッグ・ファンアーヴェルマート | AG2R Citroën |
9位 | ベルト・ファンレルベルフ | Deceuninck-QuickStep |
10位 | エリック・レッセル | Uno-X |
残り30kmで12人の逃げと、プロトンは35秒~40秒ほどの差。
その逃げは、タコ・ファン・デル・ホールン(Taco van der Hoorn)、カスパー・アスグリーン(Kasper Asgreen)、イヴァン・ガルシア・コルティナ(Iván García Cortina)、ネイサン・ファン・フーイドンク(Nathan Van Hooydonck)などなかなか強力なメンバー。
カーブの出口の罠#KBK #ロードレース #ロードバイク pic.twitter.com/rgZp6DQ3lo
— ワイアードの豚@ロードバイク (@BikeNewsMag) February 27, 2022
しかし逃げ続けたその12人も、残り16kmあたりでついにプロトンに吸収されてしまう。今日はソンニ・コルブレリ(Sonny Colbrelli)もプロトンを先頭で牽引していた。
残り13.4kmで大集団で最終周回に入るが、その前にこの3人が飛び出していた。
だがプロトンとの差は10秒ほど。いつでも捕まえられる距離だが、ゴールに向けてプロトンをわざわざ活性化させる必要もないので、最後の最後まで泳がせることが予想される。3人もそれを予想しての先行だろう。
もちろんこの3人のチームは、プロトンを引く必要はないので脚をためることができる。クイックステップ、ロット、ボーラは必死にならざるを得ない。
3人はしっかり協調し、最後まで粘る粘る。残り3.5kmでも10秒差を維持。そしてラスト1kmのフラムルージュを6秒差で通過!
うおおおおおおおおお!
先頭をはしるユンボ・ヴィズマのクリストフ・ラポルト(Christophe Laporte)がついにスプリント開始!後方からファビオ・ヤコブセンやカレブ・ユアンが迫る!
ゴールまでは次の動画で。
.@FabioJakobsen vence a #KuurneBrusselKuurne 2022 pic.twitter.com/obBtigq1Ia
— País do Ciclismo (@DoCiclismo) February 27, 2022
あああああああああああああああ!!
いやー、ギリギリの攻防やったね。クリストフ・ラポルトは惜しかった。タコが後ろについていたこと、後方にチームメイトもいたことなどからスプリントの早駆けは難しい判断だったかもしれないが、もう少し早くスプリントをスタートさせていれば・・・と思わなくもない。
でも後から迫るヤコブセンとユアンの伸びを考えると、それでも無理だっただろうか。
とにかく予想外のギリギリの展開になって、見ていてとてもおもしろく満足感の高いレースだった。まさかここまで逃げとプロトンの対決が際どいものになるとは思わなかった。
1 | ファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen) | Quick Step-Alpha Vinyl |
2 | カレブ・ユアン(Caleb Ewan) | Lotto Soudal |
3 | ユーゴ・オフステテール(Hugo Hofstetter) | Arkéa-Samsic |
4 | ダニエル・マクレー(Daniel Mclay) | Arkéa-Samsic |
5 | ジャコモ・ニッツォーロ(Giacomo Nizzolo) | Israel–Premier Tech |
6 | ドリス・ファン・ゲステル(Dries Van Gestel) | TotalEnergies |
7 | アモリ・カピオ(Amaury Capiot) | Arkéa-Samsic |
8 | クリストフ・ラポルト(Christophe Laporte) | Jumbo-Visma |
9 | マッテオ・トレンティン(Matteo Trentin) | UAE-TeamEmirates |
10 | タコ・ファン・デル・ホールン(Taco van der Hoorn) | Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux |