チームEFは環境に優しい新ボトルをジロ・デ・イタリアで使用開始。プロトンのボトル使用量は年間63万本?
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SDGs(持続可能な開発目標:発音はエス・ディー・ジーズ)と言う言葉が現代社会のキーワードになりつつある。それには、エネルギーのエコやクリーンさを目指そうという目標も含まれている。
そんな中、アメリカのワールドツアーチームのチームEFことEF Education-EasyPostは、ジロ・デ・イタリアから新しいボトルを使う。それは今までのボトルよりも地球環境に優しいつくりになっているようだ。
このボトルは、微生物、熱、湿気にさらされると、工業用堆肥システムで3か月以内に分解可能です。
— キャノンデール・ジャパン【公式】 (@CannondaleJapan) May 6, 2022
また、バルブ、キャップ、ボトル本体すべてが完全に堆肥化可能で、プラスチックやゴムなどの可塑剤、金属、BPAをいっさい含まないため、人にも環境にもやさしいウォーターボトルです。 https://t.co/vK3axm2zpp
755 bidons per rider per year
— Rouleur (@rouleur) May 5, 2022
Cannondale are trying to solve cycling’s water bottle problemhttps://t.co/itKUe9aIoa pic.twitter.com/qWHQGW58fV
プロチームが1年間で使うボトルの数は莫大な量。キャノンデールが言うにはプロトンでは年間63万本のボトルが使われているらしい。
今の自転車用ボトルはたとえ捨てても1年程度で土に還るように作られているものがほとんどだろうが、今回キャノンデールから発表されたこのボトルは、これまでのボトルと比べるとより短期間でそれが可能になっていると思われる。しかも本体を含めて全てのパーツが生物分解され土に還るようになっている点も進化したと言えるのではないか。
なおこのボトルは現時点ではプロ専用で、今後一般販売されるかどうかは不明。
この新ボトルはある意味で既存のものより寿命が短いのかもしれない。破損しやすい?
それゆえ使い捨てが前提のプロチームならともかく、1つのボトルを長期間使い続けるであろう一般ユーザーにとってはデメリットがあるのかもしれない。そう考えると今後も一般販売はされないとも考えられるが、どうだろう。
今後、自転車ボトルを含めてちょっとした小物類もこうした素材の進化が進んでいくのかもしれない。