ガスプロムのニコラ・コンチがアルペシン・フェニックスへ移籍
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ロシアによるウクライナ侵攻を受けて活動を停止させられてしまったProTeamのロシアチーム、Gazprom-RusVelo。
所属していた選手にとってはとんでもない迷惑となったわけで、プロとしてレース活動を続けるには新天地を求めるなどの努力が必要になってしまった。
そんな状況の中、どうやらイタリア人選手のニコラ・コンチ(Nicola Conci)が、マチュー・ファン・デル・プールのいるアルペシン・フェニックス(Alpecin-Fenix)との契約を果たしたようだ。契約は2023年まで。
情報源:Gazprom-Rusvelo, Nicola Conci firma con la Alpecin-Fenix fino al 2023
ただ実際に契約したのは、アルペシン・フェニックスの育成チーム。すでに5/16から有効となっている。来年には育成チームではないほうの、一軍のアルペシン・フェニックスに移動する予定となっている。
だったらなぜわざわざ育成チームのほうと契約したのかというと、そこにはUCIルールが絡んでいる。
すでに一軍のほうは所属選手がUCIルール上限の31人。その点でコンチの加入は認められない。また、UCIによる特別な許可もなされていない現状ではその原則が維持される。
そのためコンチは一軍と契約するわけにはいかなかった。そこでまずは育成チームと契約して囲い込んでおくことになった。これで他チームは手を出せない。
なお、アルペシン・フェニックス(Alpecin-Fenix)は2023年からワールドツアーチームへ昇格すべく、今年にそのライセンス申請を行う方針だ。
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