元チームSkyのイアン・スタナードがイネオスで指揮官として復帰か
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来年、元イネオスの英国人イアン・スタナード(Ian Stannard)がイネオスへ復帰する。
情報源:Ian Stannard ‘half-sorted’ on move back to Ineos Grenadiers
スタナードは2020年に現役を引退。それまではチームSkyそしてイネオスと11年間その英国チームで走っていた。
引退後はトリニティ・レーシング(Trinity Racing)でスポーツディレクターを務めていたが、来年からイネオスに戻ることになるだろうと話す。ただ現時点でイネオスとスタナードとの間にはまだ契約はないらしい。
ツール・ド・フランスを支配した絶対的王者としてのチームSky・イネオスはもはや過去の話。新世代の台頭と他チームの急速な成長により、イネオスのグランツールで影響力は下がった。チーム内にウイギンスやフルームのような絶対的なエースは存在せず、イネオスそのものも短期間で若返りを図った。以前と比べてチーム内外の事情がかなり変わる中で、すでに3人のスポーツディレクターが去ることになっている。
今回スタナードは取材に対してこう答える。
“Obviously if it all happens then it would be really exciting to step back up to the team. I know them really well. I think that they’ve made a big step up in the classics campaign and it would be exciting to be part of that.
訳「いろいろ変わるイネオスに戻ることになればとてもおもしろいことになるやろね。チームのことはよく知ってるしからね。イネオスは最近クラシックに注力してきてるから、それに加われるとしたらワクワクするわ」
このように述べ、グランツール班ではなく主にクラシックでの現場指揮を担当するような役割になるものと思われる。これはもちろんクラシックが得意だった彼の経験をふまえてのことだ。