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2023ロンド・ファン・フランデレン優勝候補のビッグスリーの一人ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)。今シーズンの石畳クラシックでその所属チームのユンボ・ヴィズマは連戦連勝で最強チームとしてクラシック戦線を圧倒してきた。
そんなチーム力からしてビッグスリーの中でも優位に立つと思われていたワウトだったが、最終周回のクルイスベルク(Kruisberg)でライバルのマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)がまずジャブを繰り出して攻撃、さらにその後のオウデ・クワレモント(Oude Kwaremont)での今度はポガチャルのアタックで、完全に両名から突き放され、優勝の野望は潰えた。
そんな2023ロンドについて、ワウトは「マチューの攻撃が予想よりも早い段階だったので驚いた」と話す。
情報源:‘The legs have spoken’ – Tour of Flanders stays out of reach for Van Aert
Fastest Ronde van Vlaanderen in history😂
— Atlanta Rouleur Collection (@AtlantaRouleur) April 3, 2023
Cc’ing @OutOfCycling #RVV2023 #RVV23 #RVV #RondeVanVlaanderen #TourofFlanders pic.twitter.com/aL5czO8b7V
今年のロンドは史上最速レベルの高速レースとなった。また危険行為で失格処分が出るほどのとんでもない落車を含む複数の落車もあり、スタートから最後までずっとカオスだった。そう話す選手が多い。
だがそんなレースであっても、レース後にワウト・ファン・アールトが言うには、「そんなレースの高速は、特に気にならなかった」と言う。また、レース展開そのものはユンボ・ヴィズマの狙い通りになっていたとも話す。特に残り100kmで形成された危険な追走集団にネイサン・ファン・フーイドンク(Nathan Van Hooydonck)を送り込めたことは、まさにユンボの思惑通りだった。
実際にクリストフ・ラポルト(Christophe Laporte)だけでなく、そのフーイドンクが最後までワウトをアシストしていた。
ただ上述のように、最終局面での勝負どころで「チーム vs チーム」という構図から「個人 vs 個人」という構図に変化したとき、ポガチャルとマチューが強すぎたと言える。
マチューのクルイスベルクでの先制攻撃については、
“Perhaps my mind was already too preoccupied with what was yet to come
訳「おそらく自分の中で、まだマチューがアタックするには早すぎる段階だと思いこんでいたのだろう」
Attack from Van der Poel, Van Aert can't follow his wheel. #RVVmen #RVV23 pic.twitter.com/GjalY0NWs9
— Ronde van Vlaanderen (@RondeVlaanderen) April 2, 2023
そのため、そのマチューの攻撃には驚いたと話す。
ただそのように驚いただけではよかったのだが、ワウトの脚がもう限界だった。ポガチャルは余裕をもってマチューをチェックできていたようだが、ワウトは少し遅れてしまう。そしてオウデ・クワレモントでのポガチャルのアタックで完全にワウトの野望が終わった。
“But it became a man-against-man race a bit faster than we had hoped. And Pogačar and Van der Poel proved to be stronger.”
訳「最後に個人と個人のぶつかり合いとなったわけわやけど、予想よりも早いタイミングだった。そしてポガチャルとマチューが自分より強かった」
このようにワウトはレース後に語る。